他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

じゃんぐるじんぐるじむべる

レイ・ブラッドベリ『刺青の男』を読んでいる。変な本だ。翻訳はだいぶ読みやすい。多分原語で読むと頭がぐんにゃりすると思う。なんと言えばいいのか、英語に堪能ではないので表現できないが、ものすごい英語なのだ。ある言語について、文体を評価できるようになると、能力について申し分なし、と言えるのではないか。部屋の中が寒い、冷たいという事象を、指先の冷たさで感じる。自分の身体を触ってさえびっくりする。冬の青姦は大変だと思う。洗濯物を取り込むために腕だけ外気に出したが、その静寂、ぴったりと存在を閉じた冷たさに身を竦めた。冬はこうだったかも。思い出し、身に刻みつつある間に、終わって春になるだろう。そしてまた忘れる。