この前、残しておく理由が何もないことに思い当たって、玄関廊下脇で幅を圧迫していたダンボールをほとんど捨てた。元に比べるとそりゃあ広くはなったのだが、それでも依然約3分の1は私のものではない物体で塞がれている。すげえ邪魔なのだが他にどうしようもないので、できるだけ「邪魔」と思わない場所に置いたらそうなった。ディックの短編集をまた一冊読み終わった。ゆっくりと好きになっていく。どーん、と分かりやすくおもしろいのではなくて、振り返ってみてからああなるほどよかったなあと思うような。そう言いながら、どんな話があったのが、今の段階で既に覚えてないので、私の精神的欠陥は相当強度なのではなかろうか。天気が悪い、と聞いていたので洗濯物を干さなかったが、それほど悪いわけでもなかった。