他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

紙装甲

何と言うか……。虚無だな。ウルトラスーパーヴォイド。中身なし。ぷーんって感じ。自分の中で、「ハネる」感じがないって言えばいいのかね。常に、100点満点基準で20点のパルスが水平線を描いてる感じ。スーって。今、俺の胸中でカーリングしたら、世界選手権も難なく問題なくスムーズに開催できると思う。それくらい……。何だろうな。グラウンドゼロよ。まっさら。何来てもはわーって感じで。書きたい事も忘れたくらい、しんどさを感じる機能も死滅するほど無なので、いや別に、言いたい事はないんだけど。俺は虚漠に慣れ過ぎていてよくない。キットカットの大袋が、「紙パッケージにして環境に優しくなりました!(ドヤァ)」と謳っていたので、それならばお前の労苦に報いてひとつこうてやろうと買って帰った。よく分からん、パリパリとゴワゴワの中間に位置する手触りで、脳味噌が触覚を処理するのにエラーバグを起こしそうだったが、一口に紙と言っても加工の仕方によってティッシュみたくなったり牛乳パックみたくなったりで、色々進路指導室であるのだろう。だから、それはまあ紙でいいとしてね。本当にパッケージ紙になっとるやんと。地球に環境にナウいキットカットになっとるねと。心の中で嬉しくなりましたよ。環境保全活動家でも何でもないですけど、よさそうなものはとりあえずよさそうとレッテルを仮貼りしとけば後から整理する時に便利なんでね。ビリーって大袋開けました。広がるキットカットの海。チョコいっぱい。嬉しい。嬉しいね。嬉しいけど……。小包装のまんまだし、その小包装も従来のプラスチック的なあれやないけ。え? 何? 「包装を紙にしてエコロジー優男(やさお)になりました」っつーのは、あれなの? 外装だけの話であって、中身は違うの? ……。何だかなぁ……。数日前から、全く腑に落ちていないインシデントである。机の横にしょっぱい棚を置いていて、とりあえずドカドカ積んでいるので最上段と中段は絶えずぐちゃぐちゃで不安定なのだけど、机と棚の間を縫うようにしてPCの電源をコンセントに刺さなければいけないため、上体をコンセント側にぐいと押し入れると、棚の最上段に積まれた本達を雪崩させてしまう事がある。今日もどばーって、何冊か落下しそうになって、壁際にギュってしてドンってして、やだコレときめきかしら……なんて思っていた。最後に少し遅れて、ビニル革装の辞書が落ちてきて、危ない! と手を伸ばして表表紙だけをつかみ宙ぶらりんになった。あ、空の底に落ちそうなヒロインを助けようと手を伸ばし、繋ぎ止めた時の気持ちはこんななのかもしれない、と思った。