他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

饐えた季節の匂い

冷蔵庫の最下部に原因不明で吹き溜まり、無視していたら冷温の中で静かに腐り続けて異臭を発するに至った謎の水が、再び出現した。前回払拭した際に、水漏れも水分をひたすら垂れ流し続ける元凶もどこにも存在しない事を確認したのだが、しれっと、音も立てずに復活してきた。冷蔵庫の底板は、コンセントのように2筋のくぼみがあって、そこになみなみと溜まってこちらを見ている。しばらく見て見ぬ振りをしていたら、だんだんと色気付いてきて、すんとした匂いが開閉のたびに漂ってくるようになった。また掃除しなければいけない。そして、こいつに対するカウンターメソッドを考案しなければ、このまま1週間おきくらいに布拭きを強要されてしまう。再三確認したように、庫内に原因となる物質は取り立てて見受けられない。となると、じゃあ、なんだ。庫内の温度と、室内の温度のギャップがもたらす結露、みたいなものか。それならば、前に比べて冷蔵庫の扉の締まりがゆるくなった、という事になるか。それとも、あまりに冷蔵庫の奥へモノを入れると冷蔵庫なのに凍るので、それを避けるために少々パワーを控えめにしているからだろうか。どうにも冷蔵庫そのものの問題な気がしてならない。おいおい考えるとして、溜まった水は明日にでも拭き取ろう。いくら冷水でも、腐ると臭い。まだ天気は不安定だ。左に揺れてあっちに揺れて、晴れたかと思ったらだらだら雨が降り続き、止んだかと思ったらスタートラインの上でこちらを見ながらニヤニヤと笑みを浮かべながらクラウチングスタートの姿勢をしている。一応傘を持ち出したが、そこまで差すほどの天気ではなかったし、開かなかった。溜まっていた未払い料金をまとめて支払いにコンビニに行った。行こうとしたら、セブンイレブンはマスクを着けていないお客様の入店はご遠慮いただく場合があります、とすげえ遠回しにマスクしてこいとの掲示があったので、引き下がってファミマまで歩いた。ファミマはそういうのはなかった。電車に乗るとか、繁華街を歩くとかならマスクのひとつやふたつするけれど、家の目と鼻の先にあるようなところまでの用向きでいちいちマスクを消費するのは釈然としないのでしていないが、どこまでにラインを引けばいいのかよく分からない。パンは、ジャムなどを塗らずに、トースターから出したそのまま、素(す)で食べている。業務用スーパーのノンブランド品だが、そのまま食っても結構うまい。でも、腹は減るのでバナナをもりもり食べている。