他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

にょきにょきぽよよん

昼前に起きた。ゲームにある、「虚脱」というデバフがあるのならば、頭の上に常にそのデバフアイコンが表示されている事だろうと思う。虚ろにして、魂が脱けたもの。中身がなくて、ふわふわしているもの。好きな漢字二文字ベスト10には間違いなく入ってくる。これが1位だな、と思う回答を自分で持っていたはずなのだが、それが何だったか忘れてしまった。全く思い出せない。何だったっけ。他には劣情とかが好きだ。なかなか、劣っている感情と言い表す機会はないだろう。とりあえず、状態を記述するならば虚脱以上の言葉はないな、とアクアリウムみたいにぷかぷかする頭で考えた。世の中にはハーバリウムというものもあるらしい。瓶に水と草を入れて観賞用に密封したものが。中の水がどれくらいで腐って、入れ替えなければ行けないのか、中の草も一緒に腐ってそもそもダメになるのか知らないが、永年飾っておけるようなものではなさそうである。水は腐るのだ。冷蔵庫最下段にどういうわけか溜まった水が、掃除するのもめんどくさいので放置し続けていたら、なんとなく臭いを発するようになっていた。水は、最初は透明で映るものがないが、だんだんと色がついて、黄色というか褐色というか、陽の光を取り込み損ねた変異体みたいな歪な色になるのだ。ほとんど冷蔵庫はからっぽだったが、庫内に臭いがつくと嫌なので、しぶしぶ重い腰を上げてタオルで拭き取る事にした。天日でよく乾いたタオルならばぐいぐい吸水するものだ。吸水したそばから、水についた薄い黄色がじわじわ広がっていくのは見ていて気持ちのいいものではなかった。絞っては洗い拭いを何度か繰り返すと汚水は消えた。少し床に溢れた分を拭くと、冷蔵庫の下に敷いた排気ヤケで床の変色を防ぐマットの表面の埃とカビがごっそり取れて、一瞬で黒緑になった。洗濯機の中で、先に洗剤を染み込ませておいた。全部綺麗に落ちるだろうか。マックに寄って、ベーコンが3枚入っているオーストラリアのやつを食べた。スモークベーコンを食べると、イギリスにいた時の朝飯を思い出して懐かしくなる。一番下に塗ってあったソースが独特な味で、あれは結構美味しかった。カナダのやつも美味いのだろうか。スーパーの入り口で、カップルか夫婦かが店に入っていくのを見た。男は何もせず、「店に入る」という行為だけを実行するのだが、女の方はカゴを持って入っていく。前も似たような光景を見た気がする。