他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

水道橋にて渋滞

奴隷のしつけ方、結構面白い本ですね。どうやら、著者となっているローマ人っぽい人は、解説を担当しているケンブリッジ大学西洋古典学者がなりすましで書いたものであり、解説としてくっつけている部分で、こう言っている箇所にはどの古典作家のどの古典作品が典拠にあって〜という一種の読書案内をしているらしい。また、これはとっても重要な事だと思うのだけれど、「訳文が日本語として読みにくくない」。これは、もう、すんごい事なのだ。書店に行って、ルポとかなんとか、適当に横文字からの翻訳書籍を手に取ってみると、日本語のふりをしたグロテスクな羅列が延々と続いていて、そも文章を読むのがしんどくて頭に入ってこないものが掃いて捨てて掃いて捨てて、ドラえもんの「なんかないかなんかないか」と四次元ポケットからひみつ道具をぽんぽん取り出すあの勢いくらいある。その中で、引っかからずにさらさらと読める訳文というか日本語というのは、これは貴重だと私は思う。いい訳者の方を見つけたものですね。あんまり言うのもなんですが、編集者もっと仕事しろみたいなのはいっぱいあるんで……。はい。雨が降りそうな曇り空だったけれど、結局降らなかった。出がけに、湿気の欠片みたいなものにちょっと打たれはしたけれど、家から傘を持ってくればよかったなあなんて思ったりしたけれど、片手を宙ぶらりんに浮かせるだけにならなくてよかった。部屋に帰ったら、バナナの発酵した甘い匂いがぷんとした。そのくせ、カバンを置いてトイレに行ったら跡形もなくその匂いは消えた。そこそこ主張が強いくせに去るのは一瞬である。で、トイレだ。トイレ。ここ数日、完全に膀胱がバカになっていて、さっきトイレに行ったのに、またトイレに行くという事を、これはもう30分置きくらい、ひどい時には5分置きくらいで繰り返している。もともと頻尿気味なのでまあ理解できなくはないが、それにしてもちょっと、今までに比べて間隔が短すぎやしないかと、膀胱が生き急ぎすぎていやしないかと不安になる。だって、おしっこが終わったその瞬間から、残尿感どころではない、有尿感、まだ出るなという感覚があるのだ。一体、私の下半身上半分はどうしてしまった事だろう。水をばかすか飲んでいるわけでもない。以前と変わったところがあるかもしれないとすれば、お茶ではなく真水も飲むようになったというところだが、一日に真水が数百ml増えたところでおしっこの感覚がそれほどまでにひどく変わるかというとそうとは思えず、これは面妖な事だなあと思いつつも股を擦ってまたもじもじしているのである。