他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

言行二値

鉄フライパンの扱いはおおよそ分かった。私の家にIH調理器と絶妙に相性が悪い事は揺るぎのない事実であるからして、それについて思い悩むのは止めた。ただし、問題点らしい問題点がひとつ、はっきりした。油を引いた後、最初に入れた具材以外は、火の通りがすげえ微妙なのだ。野菜、肉の順番で投入すると、野菜であらかたの熱が持っていかれて、薄切りみたいな肉でもない限り、表面はタンパク質が変質しているけれども、かじってみると中は赤光でてらてらしていたりする。さっき食った豚肉がそうだった。ひとつは、まあレアだと思って食えなくもなかったが、もうひとつは、ちょっと面倒を見切れなかったのでタッパに入れてレンチンした。なぜかラー油と何かの汁がいっぱい出てきて、これが調理かあと思った。ラー油は、調味料で入ってはいたのだが。あとは肉汁だったのかな。どばっと出てきたのでびっくりした。そういうわけで、冷凍しておいた肉を入れる場合には、あらかじめレンジでそれなりにしばいておかなければ、うっかり食中毒を起こす気がするなあ、との気付きを得た。覚えていればの話だが。飲めないのに買ってきて残っていた焼酎? 日本酒? は、料理酒として使う事でじわじわ減ってきた。今年中になくなるかと思ったが、さすがにそんな事はなかった。フライパンに入れたばかりの蒸気はかなり破壊力があるので、換気扇がよく回る。回ると言うか回す、か。あれだけ言ったので、部屋の掃除をした。掃除よりもあれだけ言っている本棚のあれこれは一切やっていない。掃除機をかけて、フロアワイパーをかけるだけだが。それでも、まあ、やらないよりは数倍マシである。掃除機は、中のゴミを捨てようと思ったら、想像していた通りというか、想像の数倍もわっともさっとしていて、頭髪と埃のコンプレックスジャングルが形成されていたが、燃えるゴミの袋の残り容積を考えて、そっと元に戻した。吸えるのだからまだどうにかなる。掃除機のゴミ溜めは、ポイするたびに、ものすごい音が出るようになるので、元々のスペックを忘れがちになる。フロアワイパーは、リビングキッチンに1枚、廊下脱衣所トイレに1枚使った。トイレは、奥の方までぱっと拭いただけなのに、埃がもりもり取れて、目に見えないだけで、というか私の目が悪いせいで、こんな事になるのだな、と思った。よく考えなくても、月曜日に新幹線に乗って帰るので、明日がおよそ今年最後のこの家で過ごす日になるのか。何も準備していない。