他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ビーチにやってくる

やっと身の回りが落ち着いた。ので、今日は一日何もせず、ぽけっとしていた。一週間強は、ぽけっとしている事になるはずである。今月の家賃を払っていないので、明日はさすがに外に出なければならないが、生活上必要最低限のそれに留め置かねばならない。普段の生活とあまり変わらない気もする。ただ、しばらく自分で飯を作って食えていないので、そこが苦しい。体調管理の基本が飯なので、野菜食いて〜〜〜と思っている。一ヶ月くらい、同じ空間で過ごした人が、野菜やら果物やらをしこたま食うタイプであったのもあるし、彼の地のそれらはただただ美味しかった。さっきポテトを食って、あぁ〜〜〜イモがあんまりうまくねぇ〜〜〜というマイルドにしたらこんな感想を抱いてしまった。イモはうまかった。肉もうまかったので、ステーキ弁当を食ったところで、なんじゃいこれはと思った。まぁいいわ。洗濯をした。よく晴れているしよく太陽が凶器を投げつけてくるし、乾いたのではないか。これで乾いていなかったら、妖精か誰かが絶えずバケツで水をひっかけていたものだと考えざるを得ない。何もする事がなかったので、そして特に何もしていなかったので、書く事がないんだな。レイ・ブラッドベリの話でもするか。Ray BradburyのSomething Wicked This Way Comesを読んでいる。英語だ。7、8割くらいは分かるが、一ページあたり20くらい知らない単語が出てくる。それでも読めるのだから、人間の言語機能に感謝するべきか、あるいは私が相当トンチンカンな読み方をしているかのどちらかだろうが。何日か前に、寝られない夜の間に発見したのだが、タイトルの単語全てが頭にアクセントがあって、alliterationになっている。これは素晴らしいところだ。声に出して読むと、それがよく分かる。もし万が一邦題に訳さなければならないような事態に直面する羽目に陥った場合には、そこに留意しなければならない、と私は思う。ここは個々人の翻訳、あるいは言語に対する姿勢、真摯さと言ってもよいが、それが如実に現れるため、適当な事抜かしたら引っ叩いてよい。語呂とアクセントに気を配ると、奇妙な何かがやってくるとかになるのだろうが、原題がかっこよいので、訳す必要はないだろう。ブラッドベリと言えば、華氏何度か忘れたがそういうやつの著者だとしか認識がなくて、初めて読んだ。この人は冗語の人で、言わなくてもいい事で文章が溢れている。そういうところを削れば、本の厚みは30%くらいになるのではないかと思うくらいに。ただ、その積み重ね、くだくだしさが、味気のない、ぼそぼそした雰囲気を生み出し、着々としずしずとおかしくなっていく様を感じさせるところもある。