他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

どんな形になってもそのままで

大家さんにもらった食料の中に、伊藤園『理想のトマト』というジュース? 飲み物? があった。総合的な判断からすれば、あれをジュースと呼ぶのは、少なからずこの飲み物に失礼かもしれない。飲みながら、なんか普通のトマトジュースと違うなと思ったが、200mlしかないのに、トマトが6個分も入っていたらしい。通販番組みたいなリアクションを、心の中でした。ジュースというのは、原材料をぐちゃっとしてぶちゃっとしてどろどろになったものだから、原物を目の前に置くのと、加工後を見比べるのは意味が無いと言えば意味が無いのだけど、なるほどこれがトマト6個分を一度に摂取する気持ちかと思った。トマトは、一度の食事で食べて、丸々2個くらいが限界だ。いや、適当にホール缶やダイス缶で使っている時はもうちょっと食っているかもしれないが、そういえばこれも加工の典型だが、切る前潰す前はそのくらいだと思う。濃厚なのだが、どろどろしたトマト的成分が咽喉に引っかかり不快になるちょうど一歩手前の質感で、今野菜を摂っているという自己肯定感と食事の実感を同時に満たす事ができる。酸っぱすぎず、しょっぱ過ぎず、甘すぎもしない、トマトという綱渡りを見事に渡り切った商品だった。なぜこんなにトマトジュースを賞賛する日記を書いているのか分からないが、おいしくてよくできていたものだから、ついつい褒めてしまった。よくできている。もらったものなので値段は分からないが、野菜ジュースの類としてはかなりいい値段がするのではないか。そして、その値段を払っても、この体験があるなら一度は無駄になるまい。かなり強気なネーミングだが、開発担当はこのネーミングに恥じない気持ちであった事だろう。以上、晩飯の後に飲んだトマトジュースの感想だった。これ以上は蛇足に思えるので、今日はこれまで。