今年になってようやっと、オイスターソースの良さを理解した。よく分からんがうまい。何が入っているのかあまりにも知らないので、ラベルにある牡蠣の旨味がいい仕事をしているのであろうという事しか見当がつかない。辞書によると、牡蠣の茹で汁を濃縮して作る中国料理の調味料らしい。牡蠣がそのまま入っているわけではなくて、茹でて旨味を取り出している、のだろうか。すると、実態としては、オイスターソースソースという事になるのか。？ 買い物に行った。今日は人間としての発現度合いが大変低かったため、なぜ人通りのあるところを歩かねばならんのだといやな気持ちだった。ついでに買った四種のチーズパウダーがかかったスナック菓子は、めちゃくちゃチーズの味がした。チーズとしてうまいのか、しょっぱいからうまいのか分からない。味以前に、しょっぱいという感覚をうまいに変換している人類もいる事実を確認してから、味覚についてのあれこれは正体を失っている。いつもナンプラーを買おうかどうか迷うが、あの強烈な匂いを思い出しては躊躇する。酢で割ったりすれば、ドレッシング的なものになったりするらしい。サラダを普段食べないので使わない知識だが。髪が伸びてきたので切りに行った方がいいと思う。いっつも梳いてもらっているのに、散髪の時期を悟るまでに至ると頭頂部がもりっとしている。その辺は毛根が元気だ。ダメだ。意識が放散する。
