2023-07-26 おさかな大陸 今日から帰省している。致命的な忘れ物がひとつあったりしたが、まあ何事もなかった。駅を降りてすぐにセミの死骸が干からびて、風にちいさく震えていて、おう、夏やで、と思った。アスファルトの上でミミズがからっからになって、まだ汁気を残したものがぷっくりしていて、これもまた、おう、夏やで、と思った。セミの死骸とミミズの死骸、それから雑草の青臭い草いきれが、私にとっての夏である。爪の切り方が下手なんじゃないか、とちょっと不安だ。