他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

めもめもメモリー

読むもんがねえ、ないな〜と思っていたが、そういえば実家なので、過去の自分が残したたくさんの本があることを思い出した。ちょっとだけ棚をひっくり返してみたが、今でもびっくりするくらいの量があった。過去の自分の勤勉さというか、その発揮される局所性が変わっていない。すぐにビアンカ・オーバースタディが出てきて感動した。記憶にあるあのシーンやあのシーンは、当たり前だがそこにあった。文脈の消化がうまいな、と今読んでも思った。本人公認の続編はかなり入り組んでいて、かなりとっつきづらいが、これは素直で、しかしよくできていて、流石の筒井康隆である。東野圭吾の怪笑、黒笑、その辺を探したらすぐあった。みえすぎが読みたかったからだが、適当に手に取ったやつには入っていなかった。すぐ次に行くだろう。でも短編としてたいへんおもしろい。私の精神的原点、そのちょっと後の方がこの辺だ。志向する趣味は、変わっていないのかなあ、と思ってしまう。今は面倒だし、消耗品として割り切れたのでカバーはしないけれど、昔の私は潔癖なまでに原状というものを好んでいて、軒並みガワが被せてあるので、検索性は著しく低い。わざわざ腑分けすることに、楽しみを見出だせというのだろうか。結構楽しいが。