他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

紙取り油

ずっと雨が降ってました。ずっとですよ。頭の中にも雨雲がずるずると立ち込めていて、先行き不安で見通しの悪い事この上ありません。どっかでずっと、とんとんとんとん、しずくが垂れ続けていてその音も許せない。これを自然のメトロノームにして、音楽の練習でもできればよかったが、あいにくと楽器は何もできない。変な声を出すのは得意だが、変な声は出す場面がないのであてがない。朝ごはんは、玄米に卵を乗っけて、ジャンツォンジャンを添えてぐじぐじかき混ぜて食べた。これは、美味いっちゃ美味いのだが、心がわびしくなっていく感じがあるので、もうやらないようにしようと思った。卵かけご飯に調味料を入れただけなのだが、不可思議な化学反応が起きている。なぜか、心を枯らす味がする。今日もちまちま休んでいたが、昨日ほどではなかった。いつまででもへばっていては、今週末何もできないだろうから、身体がある程度順応してくれてよかった。土日は、どちらも午後に予定が入っているので、たいへん忙しい。こんな事、しばらくなかったのではないか。料理をしながらとか、家事をしながらとか、ラーメンズのコントをずーっと流し続けているのだが、バナナマンのコントが、それはもう大変観たくなってきた。ハナからのハジマリとか、山ん中でロケハン中に車がエンコするやつとか、game of whichとか、いろいろ。全部持っているわけではないが、大体持っているので、どこかでばーっと全部振り返りたい。傑作選から始めて、時系列的に新しい方へ。今年の春のやつは、パブリックビューイングみたいな形になったんだっけ? 映像ソフトが冬に出ると思うので、楽しみにしている。腰を据えて読んでいたテキストに、じーっと見つめて、頭の中でああでもないこうでもない、前後と突き比べて考えていたら、意味がじわーっと滲み出てきて、炙り出しみたいになった時、ものすごく気持ちが良かった。あれを、脳汁が出るというのだろう。テキストが、自分のものになったという感覚があった。それほど難しくない箇所だったかもしれないが、血肉になった瞬間の歓喜と高揚は、やはり他の何物にも比べ難い。たまーに、こういう事が、ご褒美みたいな感覚であるので、私は言葉から逃れられないのかもしれない。業務用スーパーで買ってきたかつおのたたきを食べたのだが、かつおのたたきのくせに、身がへなへなしていて、とろっとしていて、あまり好きではなかった。もっと、こう、赤身肉らしく、ぐりぐりぷにぷにしなさい。