他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

薄金の表札

一旦仮眠して、ほとんどの事を忘れてしまったので、一日の事を逆に思い出してみよう。バラバラに思い出してもいい。とりあえず、頭の中に記録として残っている事に意味があるのではないか。なぜなら、そもそも、この日記を書き始めたきっかけは、その日何があったのか、たちまちのうちに忘れてしまって、何も残らず、反省も何も、更地に遺棄しているような気がしたからだ。いつのまにか不法投棄の名所になっている高架下があるのだが、不法投棄をする場所、される場所というのは、もう、こんな時代だから、インターネットで「不法投棄 おすすめ 場所」なんて検索すると、日本全国、バーっと出てきそうである。本人たちとしては、不法投棄という認識ではなく、ゴミ捨て程度にしか思っていなさそうであるが。ペットボトルや、コンビニのコーヒーカップがぽいぽい捨てられているなあとは思っていたが、最近大型のあれそれもラインナップに仲間入りしてしまい、そろそろ手がつけられなくなっている。ついでに、近くの別の高架下も、同じく不法投棄の名所であり、あちらはオフィスチェアやマットレス、タワー型PCなど、不法投棄される場所としては行くところまで行ってしまっている。冷蔵庫が捨てられたら、もう、文句のつけようもなくなるだろうなあ。いや、こちらとしては文句しかないのだけど。ホログラム紙みたいな、銀色の乳白色にてらてらするあれ、あんな材質の傘を開いている人がいて、そもそも世にそんな傘があるのだなと思った。あるのか。ものすごく目に悪かった。ドブに浮いている油の、一番きらきらしているところだけをすくい上げたオールスターのような傘。高級住宅街を歩いていても、電柱や、あるいは道のど真ん中に、犬のフンがころりんころりんしているので、財とモラルは全く比例するものではないのだなと思う。とてもしばしばよく見るので。ゴミ袋の中身を見ても、あ、こういう人たちもこういうもの食べるんですね、と思うし。近くのラーメン屋前を通り過ぎる時、作業着のおっちゃんたちが昼飯を食べる場所を探していて、結局通り過ぎたのだが、信号待ちをしている時、後ろから、二度と行かねえと聞こえてきて、私はあの店が結構好きなのでショックだった。二度と行かねえって思うくらいおいしかった、行き過ぎて太っちゃうよ、的な次の矢が聞こえて、気持ちが立て直した。おいしいよね。メインの一つである魚介系はさっぱりおいしくないけど、それ以外は本当にいい。今日の事とか、断片的に覚えていたいつかの事とか書いていたら、冒頭と全く関係がなくなってしまった。今日がTwitterのアカウントを作ってから3年目だそうだが、あの頃の重油みたいなメンタルから、よく生きて帰ってきたなと思う。すぐ忘れる、すぐ進路を逸れる頭で、よかったのかもしれない。