他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

雨風を凌ぐもの

スーパーで、でっかいカニカマを売っていた。でっかい。ちょっとしたハチマキくらいの長さがある。子供用くらいか。でっかいカニカマだ! でっかい! というだけの動機で買ってきたが、後から思い出した。私は人生のどこかででっかいカニカマを見た事があり、どこで見たのかというと丸亀製麺である。でっかいカニカマの天ぷらがトッピングにある。記憶の中のそれと照合してみると、瓜というか蟹というか二つである。でっかいカニカマなど、そうそう作るものではないだろうから、もしかすると中身は丸亀のそれと同じものかもしれない。でっかいカニカマだ! でっかいという動機だけで買ってきたので、食べ物としてどうするかのビジョンがまだない。ごま油で軽く焼き目をつけて、醤油でご飯と食べたりしようか。小麦粉があるので、家で丸亀を再現できなくはない。天ぷらはやりたくない。本屋で中国語の単語帳を買ってきた。毎度思うのだが、単語を頭の中に入れていく作業ほどつまらないものはない。単語とは、言語においてすなわち弾薬であって、それがないと戦場で棒立ちになり、あるいは忍たま乱太郎のきりまるみたいに弁当でも売っていかなければならないのだけど、つまらないものはつまらない。単語それだけに目を当てると、一足早く賽の河原に落とされたような気分になるから、くっついている例文の方を読むのが精神衛生上よろしい。文全体が持つ意味の雰囲気の塊が記憶に跡を残すので、時間はかかるが、つまらない事は避けられるし文構造全体の気配みたいなものが感じられたり感じられなかったりする。どちらかと言えば、より欲しかったのは、旺文社の英文問題精講みたいな、短文よりは長いし長文よりは短いしな、適度な分量のパッセージを読む練習問題集だった。しかして、あるのは初級文法と中級以上文法とリスニング、検定対策の本であり、そういうのはなかった。ないのか……? 中級文法については、よさそうなものを一冊探り当てたが、あれは今読んでもちんぷんかんぷんだったので二年後くらいに読んだり読まなかったりするのではないか。中国語は現代において無視できないマーケットなはずだが、なかった。アークナイツで学ぶ中国語読解みたいな本が欲しい。ないもんはないので、どうにかするつもりではある。辞書もついでに見当をつけてみた、の、だが、中国語の辞書は拼音で引く事になっているようだ。いや、しかし、今目の前にある漢字の拼音が分からんのだが……? 教師について言語を勉強すると、こういう時に便利であって、逆もまた然り。