貧乏籤というのではないが、必ず生まれて、誰かがやらないといけなくて、でも誰もがやるのではない仕事が回ってきがちである。表でぶいぶい言わせる欲求が薄いので平気であるが、得な性分ではない。頼まれたら断れないというか、断るに足ると自分で判断できる理由とか用事がさっぱり見つからないので、not positive acceptanceと言ったところか。多分こんな言葉はないので使わないように。書いた覚えがないので書くが、「沈没」という言葉には船以外にも使う意味がある。「酔ったり眠ったりして正体を失うこと」である。とてもいい意味だ。ぜひ日常的に使っていきたい。沈没、沈没。何もなくて、空疎なチタニウムホワイトみたいな生命の浪費をした日は、沈没と言っていきたい。こちらはきちんと辞書に載って義が解説されている言葉なので、存分に使うとよろしい。義と言えば、中国語の簡体字ではものすごい事になっている。义である。誰？ 最後の方の２画を取り出して、あとはただ一つの点に省略したものかと考えているのだが、簡とはたしかにこの事であるかという感じだ。それとも、義というけったいな感じを、よくここまでシンプルに仕上げたと褒める方が先だろうか。そのくせ腻みたいにけったいの三乗くらいある字も平気な顔をして並んでいるのだから不思議である。これは飽きるみたいな意味だったと思う。なんとなく、ぽやぽやしながら中国語の初級文法は終わったが、それほど難しい文章でなければ、辞書を引きまくり、教科書をめくりまくればなんとか読めるようにはなった。全体で文法的に説明できるところは６割くらいだが、最初のうちはノリと勢いと、「とりあえず読めた」という事実を大切にするのが肝要であるとこれまでの言語経験の中で判断している。最初に読み通した文章がエロ画像のそれだったのはどうかと思うが、やってみようかなという気持ちに最後の後押しをくれたのがそれなので、とても美談にはならない恩返しみたいなものか。中国語で射精をどういうのかとか、みちみちパイズリはどうとか、中出しはどうとか、そういう事が分かった。人生の時間をドブに捨てている感覚で脳が焼き切れそうで、そういう時しか昂揚した気分になれないので、精神の報酬系とかなんとか、その辺がバカになっているのだと思う。（多分）コンドームと思われる言葉は結構響きがかわいい。たおたお。４声でこの名前がついたパンダがいたら、ひっくり返って笑い転げるだろう。
