あーぁ、ぽへ、と思いながらだらだら本を読んで、エロ事師たちをまた読み終わった。何回読んでも素晴らしい文章であり、全文音読したくなる軽さに満ちている。今の倫理に照らすと、相当アレな箇所がふんだんに満ち満ちているのは否定しようもないが、まあそれはそれとして。ちょっと爪が伸びてきたので、そろそろ切ろうかなと思い始めた。それに加えて髪ももっちょりしてきた。多分小説の記憶だと思うが、髪を切るところではついでに爪を切ってくれる、みたいなのがあった。開高健が中国の垢すり風呂場でなんちゃらというエッセイだったかな。本を読める時期と読めない時期があるのはなんなんだろうか。本が私を拒んでいるのか、私が本の膝下へ嘆願に行くだけの資質を欠いているのか。内的醸成がないから、書くことがないな。