他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

what for what

ジョージ・オーウェルの一九八四年を読んだ。これが1949年に出版されている。その事実を前にあわあわしてしまう。古典的名作となるのが、いつから古典になるのかはそれぞれによって違うだろうが、これは間違いなく、その名に恥じないものだった。何を言えばいいのか考えているが、何も言わなくてもいいような気がする。今はまだないだけかもしれない。食べてすぐ栄養になるものは、少なくともそうなると謳っているものは、疑ってかかった方がいい、と思っている。じんわりと、沁みて、それから忘れてしまうまでに10年、20年、どれくらいかかるか。後半を読むのがしんどい。炯眼が一人いたってしょうがない、しょうがないのか、どうなのか。ぐるぐるさせてくるものについていってみたい。長いとぐろを巻いているものは辿ってみろ、とでも言うのか。