他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

board rail

ぶどうが食べたくてぶどうを買ったはいいものの、レッドグローブがそういう品種なのか、皮が全くつるりと剥けない。ちま、ちま、ちま、ちま、一回で3%くらい剥げるのを繰り返して、なんとなく全部剥けた気がするそれを齧ることになる。茎から取った穴ぽこのところを強く吸うと、中身がちゅるりと抜け出してくる皮が厚手の品種があって、あれが好きだし気持ちとしてはあれを期待して買ったら、砂の味がするタイプのソシャゲ周回みたいな経験をした。食べ物は、できるだけ、期待と結果が近づいている方がいい。散文とも呼べないかけらが頭の中を飛び回っているので、何かしら、ひとつの塊になってくれると嬉しい。陽が強くて暑い日だったが、それ以上に風が強い。数分おきに、びゅんびゅん唸る音がするし、色んなものが倒れたり吹っ飛んだりするのを見たり聞いたりした。風が強いだけでこれなのだから、アメリカでしばしば聞くタイフーンはいかほどの破壊的なものなのか、想像もできない。突然、中学の美術の授業を思い出して、その時のプリントが頭の中に閃いた。正方形の中に丸とか四角とか、単純な図形モチーフだけがあって、それから連想する絵をいっぱい書いていく、というやつだったのだが、その時に配られた見本、もはや「100点の模範例」とさえ言いたかったそれが、めちゃくちゃ榎本俊二っぽかった(ゴールデンラッキーあたりの)。きわめて影響を受けた人だったのか、詳しくは知らない。人生の経験が、何年にもまたがって繋がることがある。