昨日が祝日なのは一昨日知った。過去時制の中の過去時制、secondary tenseみたいになっているが、そうだった。寝苦しくて毛布を脇に蹴っ飛ばしてしまったので、そろそろ春の気配が見え隠れし始めるのか、あるいは冬が引いては寄せる波のようにこちらをちらちら見てくるのか。読もうと思って置いている本がなくなったので、たいへん本屋に行ってしこたま買い込みたいのだが、今はあまり金を使っている場合ではないので自制している。やろうと思えば一日ぼーっとしていて平気なわけだから、実は読書は根本的な欲求ではないのではないかという気もする。世の中の富の99%くらいが世界人口の0.1%くらいのものだという、数字はなんかそんな感じのデータがあったはずだが、金の使い道に飽いて惚けている人もあり、金がなくて人生詰んでいる人もおり、何を当たり前のことをという感じではあるのだけど、世の中はなべると等しいのだなあと思うと、ふにゃふにゃとげんなりする。
