他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

naughty

一日中雨が降っていた、ほら、今もまだ降ってる、と思ったら、その水音はトイレの水洗タンクが上手く閉まらず水が流れ続けているだけだった。そういえば帰る時にはもう止んでいた。とんだ思い違いである。思い違い? まあ、そういうやつ。寝る時の肩凝りはなくなった。一体なんだったのかと戸惑うくらいになかった。これで、主観的に観測した副反応の全てが解消された事になる。もしかすると、頭に花が生えていたり、後頭部にミステリーサークルができていたりするかもしれないが、今日誰にも指摘されなかったのでそういうのもないのであろう。効果自体が発揮されるのは、もう少し後だったと記憶しているが、これで負傷しにくくなったわけであって、しかして負傷しなくなったわけではない。気を付けねばならないのは引き続き変わらないのである。元々の立ち居振る舞いがそんなもんだとしても。今日はめんどくさかったのでさっさと家に帰ったが、烏龍茶のパックとか、マスクとか、シェービングジェルとかが拭底したり切れかけたりしているので、明日はドラッグストアに行ったり、口座の金を移したりしなければならない。明日はなんかのゴミの日でもあったような気がするので、何か捨てるものが、今家の中にあるゴミのどれかは多分捨てられるだろう。机の上がまた散らかってきたが、そもそも元来汚い部分をノータッチのまま放っているのを今認識した。猛烈にして爆裂にして激烈なデッドスペースと化しているが、多分ここに置いてあるもので必要なものは片手の指でも剰余が過ぎるくらいだ。明日、余力があれば片付けるか。ここが空いたからと言って正直何でもないのだが、見るたびに片付いてねえなと思うのは脳味噌の無駄遣いです。しかし、ここにあるものはいらんものだな。なんであるんだ。いるの次元には全く存在しないが、全くいらないというわけではないからか。どうしようか。めんどくさくなってきたな。こうしてこいつは居座り続けてきたわけか。大国間での立ち回りが上手い小国家みたいだな。手を付け始めた作業があって、手を動かしながら、見栄えの良いものを作るには、最初に規格を定めておかないといけないなと思った。私が思う見栄えがよいとは、見ていてストレスのない秩序立った白と黒の混淆であるから、何がしかは必要だったと思うが、そんな事をしていてはめんどくさくて途中で放り出していただろうというのも事実であり、あぁ、これが妥協か。

アノラック

雨が降るんだか降らないんだかどっちつかずの空だった。暗いと言うにはやや光が漏れていた。明日は日中の降水確率が90%のため、何がどうでも傘を持って出ねばならんのだろう。もし願い事をひとつ叶えてもらえるのならば、雨が自分を避けていく能力などあれば、ちょっと欲しいところだ。堂々の一位ではないが、100位以内にはいるかもしれない。通り雨が過ぎた後の、道が凹んだところとか物陰とか、ぽいぽいビニル傘が捨てられているのを見ると、ポイ捨てもそうなのだが、それなりの値段を払った者に対して償却が早過ぎないかと思わないでもない。強い風雨の日に見かける、骨の逝ったビニル傘については、そもそもてめーのもんはてめーが処理できる場所で捨てなと思うが。あれ、捨てるなら不燃ゴミの日とかなのかな。今日は何かのゴミの日で、出すのを忘れていた。カルピスソーダだと思って買ってきた缶がただのカルピスなので、若干物足りなさを覚えている。一旦寝たのだが、起きたらやろうと思っていた事を思い出したのでここまでにする。本格就寝の時は、肩凝りがやってこないといいのだけどね。

双肩の責任処理能力

体調が回復するかと思ったら、そんな事はなかった。気持ち悪いとかしんどいとか、抽象的な症状は終わったのだが、次は激烈な肩凝りが襲って来た。昨日、布団に寝た時からである。どれくらい激烈からと言うと、痛いというか気に障るというか、とにかく意識を深いレベルから掘り起こし蹴散らかしてくるほどにずんと来ている。だいたい一日経つ今でも治っていないので、布団によよよぱたりと寝込んでいた時の姿勢が響いて筋肉痛になっているのか、風が吹けば桶屋が儲かるのミクロ版で、ワクチンの副反応として体内の色々なところで様々があった結果としてのこれなのか、判じ難いところだ。明日はどうかな、治るかな。イマジナリーハム太郎に問いかけて、今日は終わる事にする。

後は祭り

さすがに2日間寝まくっていたら体調が戻ってきたので、明日から並の体調に戻ると思う。うんうん唸っていた初日は、おそらく寝ている間に嫌な汗をしこたまかいたと思うので、シーツも洗いたいところだ。汗を「かく」の漢字は何を当てるのか気になって広辞苑で調べたが、「搔く」らしい。ぽりぽり搔くとか、この漢字はそういうのだけかと思っていたが、これは大1番の用法であって、汗は「繋く・構く」の5番(「『搔く』と書く」と注があるのでしこたま紛らわしいが)、「その事を外にあらわす意を示す」の用法らしい。恥をかくのも鼾をかくのもべそをかくのもこの字らしく、まあ意味で言えばそういう事になろう。ついでに、吠え面を搔くはこれの6番、「『…する』をののしっていう語」らしい。へぇ……。マスを搔くもこれに当たるのかしらね。ぎゅっと身を縮こめて寝ていたからか、上半身が筋肉痛でバキバキだ。今、誤配送でウーバーイーツが来た。この辺の住所は紛らわしいから仕方ないな。

のたれ

2回目の副反応がきつくて、一日中横になっていた。こんなに寝たのはいつぶりだ。まだかなり気持ち悪いので、明日も一日静養し、なんとか体調の回復を待ちたい。ちょうど食うものもなくなったのだが、とても外に出ようという気持ちも気分も起きそうにない。体調を崩すという事がないから、体調不良というのはこんなに負担のあるものだったのだなと思い出したような気分だ。昨日の夜はしばらく寝られず、自分の身体がイメージ上で解体され分解される様を見ていた。弱くなったウィルスでこれだものな。用心用心。

ヴィンテージクッキー

今のところ出ている症状としては、前回と同じくらいの筋肉痛というのか、腕が上がらなくなるくらいである。さっきまで、ちょっと風邪みたいな悪寒があったが、なくなった。あるいは、今日は雨が緩やかに降っていて、気温が低いからかもしれない。それにしても、昨日の夜は暑くて寝苦しかったので、暑いのか寒いのかどっちかにしてほしいところだが。それと、全身のところどころに関節痛、あるいは筋肉の痛みみたいなものがある。関係があるのかどうかは分からない。人によって症状の軽重があるようだが、私はかなり軽い方なのかもしれないし、もう少し時間を置くとめっっちゃ来るのかもしれない。しょうがないのでピザでも食うかと思い、ピザを食った。ハラペーニョジョロキアソースがかかっているやつが含まれるクアトロだったが、あれが単体のピザにしていた場合、ただ雑に辛いだけでしんどかったと推察されるので、クアトロにしてよかった。かと言ってそんなに辛くはなかったが、手荒れしたところにスパイシーなオイルが沁みて、ちゃんと手は洗ったのだが今でもそこが痛い。店頭にピザボウルだかラザニアだかの見本が置いてあったが、あれはめちゃくちゃ頭の悪い(褒めている)商品なので、見ると笑い出しそうになる。おねむなので、明朝悪化していない事を祈りつつ寝る。

違う入れ物ですか

皿を洗っていたら、数日前に見かけたやべーやつの事を思い出した。近場のコンビニ前で、なんだかモグモグしている変なやつがいて、目の前の通行人が通り過ぎると見るや、口の中に含んでいたものを吹き出した。白いべちゃっとしたものが、べちゃっと歩道に広がった。そいつは吹き出したものを靴の裏でぐしぐし擦り付けて、隠蔽のつもりなのかしらんが、全く意味が無かった。どうやら、噴射されたのは米のようだった。おにぎりか何かを食っていたのか。とにかくやべーやつを目の当たりにして、白昼堂々ただやべーやつだったので、吐き出された米を踏まないように通り過ぎたが、振り返って観察してみると、コンビニのゴミ箱を開いていた。もっと言うと、漁っていたのだと思われる。すると、あの噴射行為は、ゴミ箱の中で見つけた捨てられたおにぎりを食ってみて、とても食えたものではなかったためにそうしたのだろう。日常のレイヤーから大幅に逸脱しているので、すでに頭が痛いが。すぐそばにチャリンコが停めてあって、距離感としてどうやらそいつのものらしかったから、ややもするとその辺のコンビニを走り回って同様の行為に及んでいる可能性がある。あそこは外国人のスタッフが多いところだから、必ずしもだからというのではないだろうが、注意するにも難しいところがあったと思う。改めて思い出すと、なんだったんだろうなあいつは。逸脱とは、段階的に心の準備をさせてくれる猶予を設けて出現するのではなく、何の前触れもなしにバーンとやってくるものであった。忘れていたが。買ってきた人参がカビていた。5本中4本は捨てる事になった。本当にすまない。大袋で買ってくると冷蔵庫に入れるにはかさばるし、しかし外に出しておくなら、外袋を切って、キッチンペーパーで包むなどをしないと、一緒に入っていた牛乳や精肉との温度差で結露し、その水滴がいつまでも残って今回のような結末になるのである。何回もやっているのだが、何回も忘れている。今日は頭が痛いのでこの辺にするが、明日はワクチン接種2回目で、今日の日でない可能性も十分以上にある。

ロンパリ乳首

FANTAの缶に、「リサイクルしてね いつもありがとう、またよろしくね」と印刷してあるが、このメッセージ(?)が念頭に置いているはずのポイ捨てするようなやつは缶の印刷なんか、名前のところ以外読まないだろうから、意味がないと思う。この場合、いやいつの場合も、ポイ捨てするやつが悪いからこんな事を書かなならんのだろうが。駅のトイレに掲示してある「いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます」ではないが、いつも買うかどうかはこっちが決める問題なので勝手に決めないで欲しい。メールの定型文のひとつである「いつもお世話になっております」も、別に世話になってないから今は要らんだろと思う時がほとんどである。正直、メールの冒頭部分なんか意味を喪失した言葉の遺骸だらけなのだから、読む側だって最初の方は無意識に読み飛ばしているだろう。時間とタイピングの手間の無駄だ。あのテンプレ入れなきゃ、これもこれも、とやっているうちにメール一通あたりの情報量は飛躍的に薄まるのだから、必要な部分だけ最初に全部書いて、形式的な部分は全部後の方に書いて、「後略」が許されるようにすればいいのにね。今のままでも「前略」で終わる話ではあるが。便利な連絡ツールであるはずのもので便利でない過程が発生するのはナンセンスであるから、まずはマナー講師から撲滅してみるのがいいだろうか。セックスマナー講師っているのかなと思って検索してみたが、エロ動画エロ漫画エロ小説がわらわらと出てくるだけだったので、多分いないんだと思う。『女医が教える本当に気持ちいいセックス』は別に膾炙しなかったが、なんだったんだろうな、あれは。露出癖について考えていて、なにゆえ彼らは露出をするのだろうと思い巡らせていた。自分の身体を見てほしい、という顕示欲的なものから発する事もあるのかもしれないが、私は、自分のこんなしょうもない身体なんか見せたいか……? と思った。そして、あるいはそこなのかもしれないと思った。こんな身体を見せられた相手に何かしらの心的ダメージを与えて残る事、動詞の主語としての目的ではなく、目的語への目的なのかもしれない。通常と異なる経過と結果を辿った生殖欲求の変形なのかもしれないし、自分が世に居た形跡を残したいという野心のそれまた一形態なのかもしれない。かもしれないだけで、各々の場合において、正解は当人にしか分からないし、当人にも分からないかもしれない。

とってもfluent

ラジオを聴かざるを得ない環境にいる事がたまにあるが、すげえ面白くない。まあ面白くない。びっくりする。度を越してびっくりしないくらいである。日曜日の三宅裕司のやつは、ヘルプのコーナーだけは評価できる。あれはあれだけでいい。その後の土田晃之のやつは一緒に出てくる女含めて面白くない。匿名ラジオがほぼ例外なく面白く聞けるのは奇跡的な事態なのではないかと認識を改め始めた。葬式をやるなら、ラーメンズのコントに仮想的に登場したホコサキさんに来て欲しいと思いながら風呂上がりの身体を拭いていた。葬式に来たら、ホコサキさんはどこにどんないちゃもんをつけるのだろうかと思って。そも、あれはいちゃもんなのだろうか。あれをいちゃもんと評していいのだろうか。違う気がする。あれは現実把捉の欠くべからざる一形態なのではないか。そういえば、あの人って、全く何も言われていないが、あの場に居合わせているのは、弁護士的な立場でなのかしら。擁護する立場のようでいて、結の方へトンデモ事実をリズミカルに運んでいく役割を果たしているので、弁護のべの字も達成できていないにしても。肩書きが明言されているコントは、そんなにないのか? 採集、音遊なんかは特定できると言って構わないような情報量が出てくるが、イモムシは本当によく分からない。なんなんだろうな、あれは。スポーツなのか? スポーツと競技は必ずしも同じ領域を指すものではないな。お悔やみ申し上げますの反対は何だろうかと考えて、「手前光申し上げます」なのかなと思った。なんででしょうか。眠いのでここで終わるが。

情けは人のためならずんば虎子を得ず

近所のラーメン屋が知らない間に新メニューを出していたので、食べに行った。旨辛激辛と併記してあったから、辛さが二段階あって普通と通向けと選べるのかと思ったが、旨辛にして激辛、旨くて辛く激しく辛いという性質の同時並存の記述であって、バリエーションの事ではなかった。ベースのスープが辛くなっていて、上に辛く調味された挽肉が乗っていて、まあ辛かった。中本みたいな暴力ではなく、常に5〜7割の辛さでぺちぺちやられる感じ。一撃でダウンはしないが、後半に進むに従ってダメージが蓄積したため、鼻をかみつつ水を飲みつつ食べていた。熱いものないしは辛いものを食べると鼻水が出るため、熱くて辛いものを食べると単純計算で二倍鼻水が出る。あの店ではいっつも紙ナプキンを5枚くらい使っている。鼻水が出るから。おいしく食べられはしたが、食うという行為に必要となる精神的エネルギーが他のメニューに比して多かったため、もう一回食いに行くかどうかは怪しいところだと現時点では判じている。帰り道、口の中がびりびりしてちょっと痛いな、激しいキスってこんな感じかしらなんて考えていたが、キスの味について数え上げてみると、そんなに種類がない事に思い当たる。甘いキス苦いキスはまあ比喩的表現であるものも含めてありうるが、酸味のあるキス、旨味のあるキス、辛い(からい)キスは聞いた事がない。旨味のあるキスは、字面だけ見たら魚みてーだけど、新感覚・口移しグルメ漫画が始まる際に設定としてあったりなかったりするかもしれない可能性が微弱ながら残されているにしても、酸味のあるキスは、どうだろう、レモンタブレットを食べた後のインピオキスシーンで出てくるかもしれないが。口移しで酢を飲むわけもないだろうしな。レモン味のキッスが、それに該当しなくもないのかしら。そもそもキッスに味なんて求めるものではないと言われたらそれはそうであるが、濃厚でありながら後味は爽やかに消えて微妙な余韻を感じさせるみたいな、具体的かつ饒舌なキッス評論家的文章が読みたいという私の気持ちなのかもしれん。料理の味を具体的な表現に持っていこうとすると、身体感覚とどこかで繋がり、なぜか料理の感想を述べているのに大事なところが見えないようになった素っ裸でキラキラした背景をぐるぐるするみたいな表象を呼び起こすのではないかと思ったが、キスの味を叙述しようとすると、それに至るのと逆の進行方向でそうなるわけか。

串串

一日中曇っていた。昼から夕方まで、窓の外を一切見ていないので本当に一日中かは自信がないが、洗濯物が乾いた気配がさっぱり伝わってこないので、太陽は出なかったのだと思う。乾かなさそうだなと予見して干したが、そういえばパジャマも洗ったんだった。乾いてなかったらどうしよう。世には裸族と呼ばれる生活習慣を持つ人がいるのは知っているが、あれってどうなんじゃろうねと思う観点的部分がいくつかある。いくら用を足した後にトイレットペーパーで拭き取ったとしても尿の雫や便の気配が体表に出る事は避けられないはずなのだが、それで椅子に座ったり布団に潜ったりできるもんなのだろうか。家の床を一続きとして考えれば、裸足で過ごしていても似たような状況ではあるのだが、裸で生活空間を空間として十全に発揮させた場合、その辺どうしてるというか、どう折り合いをつけているというか、気になって気になって裸ではいられないのである。私が単純に、自分の肉体的実存を確認するのが嫌いというのはあるが。服は物質なので、服がたまたまこういう形で浮いて固定されているのかな? というファラシーに寄りかかってやり過ごす事は可能である。精神内では、可能性はアンリミテッド、のはずである。アンリミテッドか。FateAmazon斧乃木余接でしか聞かない言葉だが。他にも何かアンリミテッドなものはあるのかね。Amazonプライム会員のはずだが、三ヶ月に一回くらいしか会員ページを開いていないので、ものすげえ払い損だと思いつつも、めんどくさいので解約はしていないし、全く使わないかと言えば……言えば……使わないな。アニメも映画もドラマも観ないし。でっかいモニターを設置した事だし、その辺は考えてもいいのかもしれない。モニターのスピーカーは別にいいものではないと思うので、や、でも、そんなに耳が良いわけでもないからいいか。読む本が、別の言い方をすればすぐに読み終わってしまいたい本がなくなったので本屋に行きたい。土曜日か日曜日か。しかし、今はとみに、家に爆速で帰りたいし家にずっといたい機運が冬の時化以上に高まっているので、とりあえず家にいたい。家でじっとしているなんて考えられないと考える人の方が私には考えられないので、その一時だけでも、相互理解の上での共存は不可能であり、「不寛容」に寛容である事が必要なのだと分かる。ぷりぷり県を読み直し始めて、読みさしのまま忘れていたのを思い出した。

大仰な蓋

玄米茶を淹れた。先に買い物に行ったスーパーに、よさそうな緑茶を置いていなかったゆえである。他には番茶とかがあったのだが、味が想像できて分別可能なお茶は烏龍茶緑茶ルイボスティーくらいなものなので、それ以外の茶がどんな味がするのか、指差しはできない。飲めばなんとなく分かるかもしれないが。茶葉と、茶色いなんかの粒が入り混じっていて、多分これが玄米なのかな? と思われた。湯を注いだ瞬間に、あ! と気付いた。その匂いは、お茶漬けの素をぶっかけたご飯にお湯をぶっかけた時と同じ匂いだった。あの丸い麩菓子みてーなやつはおかきだったはずで、おかきとはコメ由来であるから、似ていても不思議はない。驚きはしたが。味は、飲んだら、あ、飲んだ事あるなと思ったが、緑茶みたいに圧倒的カフェインでぶん殴ってくる味ではなかったので、ちょっと物足りなかった。開けたばかりだったので、玄米(ポン菓子みたいになっていたので玄米そのものではない、炒るなりなんなりしているのだろう、コメを湯で味だけ出して捨てるとはなかなか罪深い事をしているような気持ちになるが)と茶葉の割合がいい感じになっていないところだったのやもしれぬ。独特の、上顎をさよさよと撫でていく香りがあるから、苦手な人は苦手かもしれない。しばらくほっといて、晩飯の片付けの時に急須の中身も一緒に捨てたが、湯で膨らんで蒸されてパンパンに張り詰めた茶色い玄米(だったもの)は、頭の中に蛆虫がフラッシュバックした。あの矯正したクロワッサンみたいな形の蛆の幼虫を縦横比等倍で拡大したら、こんなになるだろうなと思って、ギョッとしてビクッとして嫌な気分になった。あの光景は、見なくて済むのであれば一生見ずに生きてゆくのがよい。洗濯物をカーテン代わりにして久しいが、カーテンを買わなければと思ってからも久しい。今思い出した。とは言っても、しばらく、窓は開けっ放しで夜を過ごしている。なぜというに、暑いからである。汗をかくほど暑いかというと、全体としてそうではないが、時に服の袖で思わず汗を拭いてしまうほどの日はあった。暦ではすでに月の数字が二桁に乗っており、夏はもうよいよいかと考えていたが、なかなかどうしてしぶとい。秋はどっちつかずで空気が乾燥している以外は好きだが、冬までジャンプされると寝起きがダメなので困る。そういえば、カレンダーを見て、10月は祝日がひとつしかないから雑魚だなとか思っていたが、あれは現実問題として振り替えられていて、そもそも祝日がないなっているらしい。

電源タップ追加

今日は書くような事がないし、書こうという気も起きないので書かざるべきか書くまいか。くそでかい荷物がやっと届いたが、注文から三週間弱かかったので、時勢というものを感じるような、そうでないような。正しいというか、常道から外れないような食生活を忘れ始めているので、季節性のなんかかもしれん。積んでいた本をあらかた読んだので、次本屋に行ったらまた何か買ってくんだろうな。頭が痛い。

言行別行動

でっかい袋に、何個か肉まんorあんまんorピザまんが入っているものがあって、おつとめ品に肉まんが6つ入っているものがあったので買った。買ってビビったのが、なんと包装の中にさらに個包装で、6つの肉まんが入っている事だった。どこのカントリーマアムやキットカットなのか。肉まんはあまり食べないので、サイズダウンしたかどうかは分からないけれども。日本は過剰包装だと言われるが、これはすげえやり過ぎだぜ! という気持ちがあった。あったのだが、レンジでチンする時に、これって剥いていいのかしら? と思って袋を確認したところ、これは全きやり過ぎパッケージというわけでもないらしい事が分かった。個包装なのだが、端っこに見えない切れ目が入っていて、この袋のままレンチンする事で、チンが終わった後一分置いておくと蒸らしの工程が可能になるのだという。はーん。なるほどね。全部が裸で入っていた時には、それを皿に乗せ、ラップをかけ、レンチンするという流れだったわけだが、個包装にする事でラップがいらないようだ。個包装分のプラスチックと、ラップ分のプラスチックと、どちらが環境負荷が軽く、どちらが利便性を高めるのか、難しい問題ではある。ブレスオブザワイルドをだらだらやっているが、対人要素がなく、日課があるわけでもなく、別に何をしなくてもどうという事はないため、もしかしたら、向こう2年くらい、クリアするんだかしないんだか分からないペースで続ける気がしてきた。マルチプレイとかレアドロとか装備の厳選とか、ないのはすごくいいな。マスターソードを引っこ抜けるのはいつになる事やら分からんが。玄関にゴミを放り出したままなのを思い出したので、次のゴミの日には捨てなければならない。寝るまでに、一瞬だけ蚊の羽音がして、ばっとベープノーマットに飛びつき電源を入れると、それから二度と音が聞こえなくなる。ホウ酸団子やゴキキャップと一緒で、つまりどこかで死んでいるわけなのだが、蚊はちっこいのでどこでくたばっているのやら分からない。無香料タイプとは書いてあったが、明らかに、私の家でする匂いではない香りがするので、あれはベープノーマットそのものの匂いなのだと思う。魯迅の小説で茴香豆が出てきて、多分豆なんだろうがどんな豆のなのかと思って調べてみたら、そら豆ないし枝豆を、酒醤油、そして八角で煮たものらしい。今日、ちょうど店頭で八角を見つけたので裏を眺めていたら、スターアニスまたは茴香の名があるとあったので、あのよく分からん物体が茴香らしい。調べて出てくるのが  みたいなキュレーションサイトばっかりだが、どれにもこれにも「魯迅の小説にも出てくる」とあって、お前絶対読んでねーだろと思う。