他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

baaabooo

英語でラップはラップではなかった。lapではなくwrapの話をしている。日本語でLとRの区別はできなくはないができないと言ってよいと思う。私が独習した独逸語の教科書は、カタカナでドイツ語の読み、がおおよそだいたい指示してあって、Lに「ラ」、Rに「ら」が振ってあったと思う。全くナンセンスではあるが、ふたつの音は違うのだと示すためには、日本語がいくつかの文字体系を併用し援用し常用していたのが辛うじて全くの同一化を防いだと言えなくもないのか。まあいいか。英語ではラップはラップではなかったのだ。cling filmだった。どう訳したものだか、字義通りで言えば「ひっかけるフィルム」になるか。私は、そして日本語のラップのイメージからするに、ラップとは包むもの覆うものだと思っていたわけだが、英語では、ラップをかける皿なり何なりの縁にひっかけるものという認識らしい。確かに、ラップをかける時は、ものにもよるけれども、一端に引っ掛けて、ぴーっと引き出して、最後に端っこをピッと切る。引っ掛けるという行為も、含まれてはいるわけだ。どこに着目するかで、名前がずいぶん変わってくるものだ。キッチンにあった、前の逗留者が残したラップをかけながら考えた。日本のラップは、あまりにも安くてまずいものを買わなければ、一連の動作にストレスがないようなものなのだが、外国では必ずしもそうではない。値段が安くないくせに、切れづらい。日本が、その辺は快適過ぎるのかもしれない。今日言いたい事はそれくらいかもしれない。体調が優れなかったわけでもなく、かと言ってめちゃくちゃに悪かったわけでもなく、ゼリーの上に放置されたクラゲみたいなもので、どっちにつけばいいのか分からずに、とりあえず寝ていた。結構寝た。早く起きなければいけなかったが、かと言って早急にやらなければいけない事があるわけでもなかったので、適宜暇を盗んで寝たり、盗まずに堂々と寝たり、とにかく穴の空いたバケツみたいに、汲んでも汲んでも仕方がなかった。今はちょっと落ち着いたが、これから寝なならんという時に、しこたま日中に睡眠かましとるいうんは、これはぐつ悪い。ぐつ悪いって、今はそれほど一般的な言葉ではないのかしら。まあいいか。自分の観測する象徴界を信じる事にしよう。寝て、たまに寝て、またたまに寝て、赤ちゃんはこんな日々を送っているわけだな。生きてゆく下積みとして、まずはただ生きる事をやっとるわけだな。それでも大変だよ。