意識が放散している。意識にも、気体液体固体みたいな段階があるとすれば、もっと前の、意識として認識できる以前のもっとぼやっとしたものも正体が怪しい。羆嵐という、北海道のある集落で羆が出た事件を扱った小説？ 半分ルポ？ を読んでいる。肉も骨もラップくらい簡単にめちゃくちゃになるので、とても怖い。やらないといけないことがあるのを時々思い出してたちまち忘れるので、また、あ〜〜〜〜〜っと思った。今も思っている。すぐ忘れるだろうが。卵がないので、料理を作る時にもう一息、何かあればなあ、と思ってしまうところがある。鳥インフルエンザはひとまず収束したらしいが、値段に出てくるまでにはまだ時間がかかるというか、あるいは、もう上がっちゃったんだからもうこのまんまでいいじゃんね、となる可能性もある。景気の悪い国だ。
