まともな飯を食った。まともな、というのは自分で作った、という意味に近い。私の場合は。思考が頭の中で文字にならず、ただ透明で真っ白で実体のない思念のカスみたいな糸屑が、留まるところなくちゃぷちゃぷ浮いていて、落ち着かない。私に必要なのは、一人っきりで、静かで、水が緑色に腐ったような停滞なのだと思う。本当に書くことがない。それを危機的に感じる気持ちもない。ある意味平静なのかもしれない。遊びに行った時の日焼けで、わずかではあるが腕の皮が剥けた。日焼けで皮が剥けるなんて一体何年ぶりだろうか。何年ぶりか分からないほど、私は外に出ないし日焼けしないのである。あるいは自分がいつ日焼けしたのかよくよく覚えている方が少ないのか。ともかく、ちょっとびっくりした。