2023-11-05 音以外の沙汰 本を読みながら、自分の中に言葉が生えてこないなあ、と思った。少しくらいにょきにょきすると、精神が元気でないことはない証左なのだが、生育不良の豆苗みたいなネギみたいな、細くて頼りないのがおるだけ。読む本がなくなってしまったので、困った。人生の惰性と手なりで読んでいるだけで、そんなに本を読むのが好きなのか、時々考える。本と言うよりももう少しひろく、文字、なのかもしれない。久しぶりに、象徴界に溶けて消えてしまいたいなあ、と思った。