他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

直上

用があって外に出た。知らない神社にお賽銭を投げて時間を潰した。二礼二拍手一礼だったと思うのだが、賽銭箱の後ろに文言を書いた札が立ててあって、そっちを読み上げてよしとした。神社の石段が急なのは、ハンバーグに豚肉が入っているのと同じくらいな確率だと思われる。昔金比羅山に行った時もすごかったような記憶がある。最寄りの駅から帰ってもよかったのだけど、ひとつ隣に、以前人に連れて行ってもらったいい感じのイタリアンか何かの店があったなあ、と昨日からぽやぽやしていて、もし隣の駅が記憶の中のそれと同じであれば(自信はなかった、私は歴史地理に対しての感覚が壊滅している)、行ってみてもよかった。一駅なので、ちょうど桜も咲き始めたし、きょろきょろしながら歩いた。私はきょろきょろしながら歩いている。壁に描かれた落書きとか、店先に出してあるメニュー表とか、どうでもいい情報を、目を小皿くらいにして見ている。見ているだけで覚えていない。途中で、ちまっとしたイタリアンの店があって、豚バラのビール煮込みみたいなメニューがあって、美味しそうだったので、一回通り過ぎてから、引き返して入った。こんな事ができるようになるなど、18歳の頃の私は考えてもいなかったのではないか。そもそも知らなかったかもしれない、こういう行為がある事を。セットメニューで一緒にプレートに乗っていた黒ライ麦パンが一番美味しかった。玄米といい、こういうのが好きなのだな。ショートブレッドくらいのサイズで乗っていた焼きリゾットもよかった。コーヒーを飲んだら、夕方は具合が悪かった。茶はいいがコーヒーはダメらしいが、理由は分からない。カフェインの程度とか性質とか、そういうやつか。なので今も気分が悪い。