他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

おいしくていい匂いのするタネ

太陽が出ると室内の空気もむあっとして、湿度の存在をよくよく感じる気温だった。これは昨日のことだったかもしれない。一日のうちでさえ、何度か記憶がリセットされているような感覚がある。それくらいよく覚えてない、あるいは、ぼんやりしている。甘皮みたいな眠気が脳味噌に張り付いていた日で、これは、昨日寝てから1時間後に、なぜかずるずるになって目が覚めたことと関係しているのか、単純な「そういう日」だったのか分からない。結構「そういう日」としてまとめてしまいたいような日は一年のうちでたくさんあるけれど、そのうちのほとんどは、身体をミクロマクロで捉えた際に名前を与えてしまえる諸々なのだと思う。だから、ものを知らないというのは、ゴッドファーザーになる機会があるという以上に、ただただ不便なだけでもある。姻戚関係にまつわる、しかし別に実際の姻戚関係を言っているわけではない言葉の数は少なくなく、まあそれはそれとして、そういう言葉のうち、字面から意味を想像できないものもまた然りで、ゴッドファーザーなんか代表例であるが、今日出会ったのはmidwifeで、これは助産師のことらしい。辞書には助産婦と出ていたが、今時は助産師だろう。男性がこの職業についているとは聞いたことがないけれども。まあこれも結局、私が知らないだけでどこかの文化圏では子の取り上げは家長の特権であるとかそういうのがあってもおかしくないし、賢くなるとは、知らないことが減る、なのだろう。