他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

足の先で転がして

ぬるっとした温度の共感・同感・肯定コメントと、推敲のない暴言の中間をほとんど見ないな、と思った。いくつもの次元でねじれているので難しいが、両者の間にあるその辺のそれらを、見る事は少ないな、と。暑かった。暑い日だったが、屋内に入ると押し出したように汗が出てくるような日ではなかった。そうなる日は、とてもまずい。気をつけた方がいいだろう。気をつけるったって、そうしなければいけない諸相がいくらでもあるのに、どれに、どれだけ注意しろと言うのか。気をつける、という言葉を見るとそう思う。もはや、意味のある言葉ではなく、ただ文脈の流れに沿って流れて来ただけの置き字みたいなもんだ。漢文にあったあれ。あれよりももっと意味が薄い。普段では考えられないような移動量だったので、疲れているはずなのだが思ったよりも疲れていない。これはつまり、想定よりも私がタフであるか、あるいは想定よりも労力のいらない作業たちだったかのいずれかである。後者の可能性が高い気がする。まあ、それはそれとして。もしやすると1年ぶりかそれ以上ぶりか、それともそこまで空いていないかもしれないが、渋谷駅の銀座線ホームに立った。立ったと言うか、以前と同じ場所に立ったら新ホームが数百メートル向こうにあってずっこけたのだが。正月に工事があったのは知っていたが、相当ずれていた。最終的にどうなるのかは分からない。トイレができていて、小便器が2つしかないちまっこいのだった。銀座線は、車両がめちゃくちゃ黄色い。その印象しかない。イエローだ。人生からスポイトでカラーサンプルを取りなさい、と言われたら、黄色のパレットには銀座線の色が入るのではないか。昼過ぎに外へ出てから、めちゃくちゃ本場っぽい中華を出す中華料理屋で遅い昼飯を食べた。前に鳥の唐揚げ定食を頼んだら、唐辛子の海にポップコーンチキンみたいなのが溺れていた、大変印象深い店である。今日は豚足の麻辣煮込みを頼んだ。豚足にはいい思い出がない。そもそも思い出の数が1か2しかないが、昔、中学生くらいの時に豚足を食べたいと母にお願いしてチンしたものを出してもらった事がある。ゲロ吐くくらい臭かった。コラーゲンだろうがなんだろうが食えたものではなかった。中華なら食える気がした。来た。ラーメン屋の、そこそこでかいどんぶりを想像してもらいたい。両手で抱えられるような、しっかりしたやつを。そこに、麺を入れた時の水位と同じくらいまでスープを入れてみよう。そのスープは、赤黒くててらてらして、多分油と辣油と唐辛子と山椒の地獄池みたいなやつだ。そこに、豚足がどっぷり使っていた。目の前にどんぶりが置かれた時、この店はやはりマジなのだなと分かった。ジャパンに合わせてチューニングしてくる気がゼロなんだなと。異国料理というのは、その方が好きである。彼らなりのそのままを出してくれた方が、それがそれらしいので。豚足はプルンプルンしていて美味かった。あまり食べでがなかったが、前の豚足体験よりはよっぽどよいものだ。煮込み汁というか煮込み油というか、これを飲み干したらその場で死ねそうな汁をスプーンですくって飲んでみると、油の味と、香辛料の匂いが螺旋を描きながら身体を抜けていった。3杯くらいすくって、それをおかずにご飯を食べてみたが、腹が信号を送ってきたのでやめた。よくはないだろう。中に入っている唐辛子を噛み砕いた瞬間、左下顎の奥歯が「きぃん」となって、全身の神経が冷たくなった。何? 虫歯ないよ? 家に帰って、数時間経った今でも、そこに物理的運動エネルギーが加わると「きぃん」とする。そんなにあの香辛料は強いのか?

焦げと香の境

除湿が止まった瞬間に眉根が寄ってしまう。絶妙な気温だ。暑くて嫌になる程でもなく、涼しいと感じるまではいかないが快適に過ごせる洞窟の中みたいでもなく。快と不快の間を、不快寄りで漂っているような。今日、「しそう」を思想に変換しようと思ったら、できなかった。PCに向かって、アホか? と口にしてしまった。今は変換できた。思想。思想。大丈夫だ。ただ、「思」「想」と2つに変換カーソルが分かれているため、私がひらがなのしそうから頑張って思想を形成したのを記憶しただけなのだろう。こいつはまだ、思想を理解していない。Macはたまに、たま〜に、なんでそんな日本語が変換できないんだ、とつっこみたくなる。ATOKが欲しいのだが、ちょっとお値段が気になる。あと、優しさから来るものだとは知っているが、シソーラスやなんやらと、やたら変換候補周りが充実してしまい、気が散るのもある。高性能なのはすごいが、多機能がこちらの手から溢(こぼ)れてしまえば考えものだ。食える分だけの美味しい料理が一番美味しいのだ。買い物に出た。玄関のゴミ袋には今日も元気に蟻が群がっていて、斜めから覗き込むと、袋の口の下方に蛆の死体がしとどになっているのが見えた。今も湧き続けているのかもしれず、蟻からすれば無限湧きスポットだ。生活ゴミから、どれくらいの間ゴミが湧き続けるのか、そういえば知らない。知っている人はいるのだろうか。とにかく、あの袋を捨てたら、玄関のタイルは掃除不可避である事は日に日にソリッドさを増している。外は暑い。景色がゆらゆらと揺れるほどではないが、考える事をやめ、頭が無意識で考えてくれる最小限の情報処理でやりすごしたくなる。いつも通っている、人通りが少ない方のルートで、脇道を見つけた。別に急いでいるわけでもないし、なんでもないし、通ってみた。以前通った、近くの道筋とは違う、住宅街の中をゆるやかにうねって突っ切る道だった。すごく近道ではないが、表の道路沿いに進むよりは人が少なくて歩きやすい。左手にゴミ屋敷が現れた時はぎょっとしたが、それはゴミ屋敷ではなく、一応自転車屋らしかった。使えなくなった(と私には見えた)自転車が山と積まれ、そこに挟まるようにテントが立っていて、その下にバンの後部ドアが開け放されて、道具置き場のようになっていた。手書きで、ほんまにやっとるんかと疑う電話番号と、店(?)の名前が書いてあった。なんだったのだろう。

脱色と着色

少し寝坊した。目覚ましに追随するように起きる身体になりつつあったのが、昨日寝られずにずんがらしていたのが災いしてダメだった。災いを幸いと書きそうになったが、災いとはなんかすげえ字である。火の上に温泉の湯気みたいなものが出ている。火は怖くて危なくて、そこからそれのシンボルみたいなものが湧き出している。こういう漢字は分かりやすいな、と思う。玄関のチャイムが電池切れで鳴らなかったせいで受け取れず差出人に戻り廃棄となったかに思えた、再発行銀行通帳だったが、3日前くらいのポストに入っていた不在通知で、どうやら銀行が再送してくれたらしいと知った。まだ再配達の依頼をしていないので、また差し戻しになるかもしれない。明後日……は長く外に出る用事があるようなないような、なんかそんな感じだったから、明日に再配達を指定しないと多分受け取らないし連絡もしない気がする。今月分の家賃は、忘れそうなのでこの前払った。今、口座にどれくらい残っているのか分からない。それは怖いので。オンラインで口座を云々できる奴はアカウントもIDも忘れた。ガラケーの方に至っては、ネットワーク番号とかいういつ設定したのかマジで覚えていない謎のパスワードのせいで二度とアンロックできない機能があるし、まだフィルタリングがかかっている。めんどくさくて外していない。オンラインで色々手続きできるらしいのだが、その辺全部忘却の彼方なので、店頭に行くしかない。しかし、携帯ショップというのはこの世で最も時間が無駄になる場所の一つである。指折りスポットだ。だから行きたくねえなと思い続けたら、なんかこうなってしまった。ままならねえな……。ままならないの意味は今でもよく分かってない。ままってなんだろう。買ってきたかぼちゃが冷蔵庫の中で忘れられていたので(忘れたのは私なので「忘れていたので」が正しいが、主体的に忘れているわけではない、忘れたくて忘れているわけではない。英語のforgetだって基本的には受動態は、たしか、使われないはずである。この話、全然関係ないな?)、煮物にするにもなんだか気分が乗らないので2日に渡って炒めてみた。煮物はあつあつなので、こんな季節に食べたくないという心理かもしれない。サラダ油で炒めるよりは、オリーブオイルで炒めた方がいい感じである。何が違うかは分からない。しかし、炒めるだけでもほくほくして美味いので、これはかぼちゃの方が偉いのかもしれないな。

絶語

玄関に置いてあるゴミ袋に、蟻が集っているにしても前回比どれくらいなんだろうなと思って持ち上げてみると、ねちょっとした重みの後ろから、想像の5倍くらいの密度で蟻がわらわらしていた。ちょっと引いた。玄関から、なんか甘い匂いがするなと思っていたが、原因は確かにある。あのゴミ袋の中には、熟しすぎてずぶずぶに、そう、指が簡単に沈んでいきそうなくらいずぶずぶの、というか捨てた日にはずぶずぶだったので今は形なき何かになっているであろう、バナナだった物体が入っている。それが垂れ流した何かしらの液体が、どうやらゴミ袋として使ったレジ袋の底の方に小さくとも穴が空いていたらしく、褐色の汁がおもらしの水溜りを作っていた。蟻からすれば汲めども汲めども尽きぬ源泉が湧いているようなもので、それはもうわらわらわらわらと、オープンワールドのオンラインゲームを倍率10%で俯瞰しているようだった。埃の方は戸外に弾き出したが、汁は由来が由来なためやたらねちょねちょしており、キッチンタオルではたくくらいでは代わり映えがなかった。捨てたら、鍋に水を溜めて玄関に打ち水しなければいけない。そろそろ歯ブラシも替え時なので、そいつでゴシゴシしなければ取れそうにない。それはともかくとして、Heaven's FeelのIII観てきた。ちゃんと隔席だった。観終わって、うおわあああああああってずっと考えていた。同じキャラでこんな……こんな……え? 副題ってそういう事なんですか? そういう事なんですか。そうですよね。そうでしたもんね。そう……よね……。うわあああああ。大体ここまでを繰り返して、今もうーんうーんと思っている。そうか……。これを人間が書いたのか……と。ああなる物語を書けるのか……と。記憶が正しければ3月の終わりの方からゆっくり時間をかけてFateに触れてきたわけだが、なんというかもうすげえなとの感しきりである。なんでしょうね。UBWを観終わった後とは全く違う、この、Heaven's Feelの「…………」な感じ。3点リーダがいっぱい続いてしまうこの感じ。うーん。もうなんか、すごいっすね……。感想は3点リーダでしか語れそうにないのでこれで終わりにします。stay night、いつか原作のゲームやりたいんですけどね。今プレミアついてくっそ高いのでね。私は、上映が終わった後、周りの2人以上連れが感想を言い合うのを聞くのがめちゃくちゃ嫌なので、ものすごいそそくさと帰りました。映画を観に行くといつもそうです。感想を、感慨を、自分一人だけのものにしたいので。

お粥の仮初め

やってたんでRTAinJapanをちらっと観てみたんですが、すごいですね。こういうゲームの遊び方もあるんだなと……。エアライドはドライブみたいな、ゆるゆるの遊び方ばっかりしてました。今日も暑かったけど、外に出たから余計にそうだったのかもしれない。暑い日に屋外にいる事は、そんなに長時間でなければ耐えられて、一番きついのは家に帰った瞬間だと思う。家に入ると、いつの間にか汗が体表を覆ってずるずるになっている。どういう人体のあれなのか分からないけれど、押し出したように出てくるのだ。今日家を出る時に発見したが、また玄関に置いてあるゴミ袋のそばに蛆・埃コンプレックスが形成されていた。居室は空調をつけているので気が付かないが、今は夏で、つまり暑いので、そりゃあもう繁殖しまくりだろう。蟻がわらわらと、蛆の死体を運び出すためにドアの隙間から来宅していた。一匹から一円ずつもらうだけで、小遣い稼ぎにはなると思う。クソみたいな光景だなとは思うが、他に仕方がないのでずっと甘んじている。袋の口の方には蛆の死体が確認できなかったので、今回は袋の足元まで這いずって、そこで力尽きたのかもしれない。蟻は運びやすかろう。ここまで考えて、玄関はそれほど埃もないし風通しがいいわけでもないのに、どうして蛆とコンプレックスを形成するのだろうという疑問が湧く。一体どういう理由で? ゴミ袋を固定視座で監視するカメラでもつけておけば分かるのだろうが、生理的に上品とは言えない動画を延々と確認するのはちょっとしんどいので、夢の中で天啓を得る事に期待したい。業務用スーパーで牛乳を買って、面白そうな調味料があったのでまた買ってきた。ねぎ+ごま油+レモン汁が、ご本人(ご本瓶)によれば3大構成要素らしい。見た目の色は綺麗ではない。暗色のザウアークラウトみたいな感じだ。人生でザウアークラウトらしいザウアークラウトは一度しか食べた事がないけれど。あの日の事を思い出そうと思うと、意外に超・具体的に記憶がずるずると引き出されてきたので、あまり楽しい人生の期間ではなかった事もあってびっくりした。かなり美味かったが、調味料自体の味の主張が薄いので、油がくどくならない引き際ラインを設定した上で投入する必要があるなと思った。キッチンペーパーとティッシュを補充した。ティッシュは、鼻が万年ずるずるなのでマストアイテムである。劇場に行こうと思って、日和ってUターンし、結局ネットで明日のチケットを取った。今は隔席システムらしい。

身の入らないただの

レバーを食ったら、思ったよりも生(なま)の匂いがして、そしてやっぱり鶏レバーは実家で食っていたようなもそもそした食感で、後半は心の中でずっと涙目だった。生姜やら醤油やらできつく味付けしたものも、そもそも食感が好きじゃないので、おそらく根本的に、食べ物としてのレバーが苦手なのだと今日再び自覚した。鶏レバーに関しては、あのチンコみたいな部分は匂いが薄く、食感だけが伝わってくるので食えるが、それ以外のザ・内臓みたいな部分はダメだった。いくら頑張って水洗いしても、いくら一日牛乳につけてみても、ダメなもんはダメだった。心境を文字にすると、「うぼぉぇええぇぇぇあぁぁ」みたいな感じだった。調理した分のレバーは全部食ったが、口に押し込んで牛乳で流し込んだと言うのが正解だ。牛乳がうまい飲み物で本当に良かった。今日の夢にレバーが出てくるかもしれない。レバーの事を考えるだけで気分が悪くなる。鉄分を意識的に摂取したのはいつぶりだろうか。ひじきとかわかめとか、その辺しか思いつかない。小松菜かほうれん草かにも入っていたような。鉄分は身体の何に機能するんだったか。鉄分サプリをいっぱい取っても、それだけでは精液の量は増えないらしいです。暑かった。一日暑かった。今日も除湿機能が大活躍。クーラーではない。エアーコンディショナーである。エアーをコンディショニングしているだけであって冷やしているのでは必ずしもない。どういう原理で除湿されているのか分からないが。食べたいなーと思ったので買ってきたソーセージが冷蔵庫にある。細めの、業務用とコンシューマの中間みたいなソーセージが。ソーセージとウィンナーがどう違うのか、忘れたまんまだ。以前、ぶっとい業務用のいっぱい入ったフランクフルトを買ってきて、消費期限をゴリゴリに超過した時は、袋に鼻を近づけて、その匂いに「肛門の匂いがする」と感じた記憶があるので、早めに使い切りたいところである。冗談かと思うだろうが、リミットを過ぎたものはそんな匂いがするのだ……。なんか腰を据えて観てえなと思って、Amazonプライムビデオのレンタル機能を使い、Heaven's FeelのI・II章を一気に観てしまった。レンタル機能は3日しか観られないらしい。押すとその場その瞬間でレンタル開始で、30日以内に観始めなければならず、観始めたその瞬間から3日、という事らしい。ふーん。春にUBWを観ていたが、同じキャラでこうも話が違う……違……うわ〜〜〜おもしれ〜〜〜〜って思いました。でっかい話が書ける人は本当にすごいと思います。私の頭の中は砂漠なので。月曜か火曜か、映画館に行こうかね。

最寄る

そこそこ暑かった。午前中に何かやっていたような気がする。ゴミ袋を縛って出したかもしれない。冷蔵庫の横にちょっと溜まった牛乳パックを切開した。1、2個しかなくても、ただそこにあるだけで邪魔なのだから、空間というのは大変価値の高いものであると分かる。廊下に出る時の足の動かし方というか、身の振り方が確実に変わるのだ。一本出るたびに切り裂いてしまえばいいのだが、なんかめんどくさいしそこまでマメな人間ならばもう少しまともだったと思う。夏だからなのか、汗、毛穴、開く、抜ける、くらいの短絡的なメカニズムなのか、抜け毛がそこそこ増えたので、気になって掃除機をかけた。前にかけたのはいつだっけ。前回からはそんなに空いていないと思う。毎週末掃除機をかけるくらいマメな人間であれば、以下略。掃除機をかける間は、自分の足が床から数ミリ、ドラえもんのように浮いていればいいのにと思いながらぶいんぶいんしている。足の裏に髪の毛とか埃とかがくっついて、それとイタチごっこをしているような気がしてくるからだ。布団の横とか、机の下とか、部屋の風通し的にちょうど吹き溜まりになるエリアはよく溜まる。空きカンと同じで、集めて持って行ったら資源的な交換ができればいいのにと考えたりする。理髪店から出た髪の毛でカツラを作っているとか作っていないとか、あるいはO・ウェンリーの短編みたいに(この名前を口にしたのは何年振りだろうか!!!)髪を売る人がいて、そういう人でカツラ業界は回っているのかしら。それとも、科学の力で、人工毛髪なんてちょちょいのちょいだったりするのかしら。そちらの方面には明るくないので、現状の最前線ってどんな感じなんでしょうね。床のいらんものを吸うと、多少部屋がまともになった心地がする。あとはクイックルワイパー的なやつでもスイープしたいが、あれはあれで置く場所やシートを買ってくる手間を考えると尻込みしてしまう。ティッシュが最後の一箱なので次にドラッグストアへ行く時は買い足しが必要だ。明日の晩のために、レバーの準備をした。鶏レバーだ。あそこがどういう機能を果たす部位なのか知らないが、昔からずっと、鶏レバーの先っちょの部分はチンコみたいだなと思っている。風呂で親父のものを見て、やっぱ似てるなと思った記憶がある。一緒に風呂に入るような時期があったのかという気分だが。余計な脂をこそいで、水で洗った。適当に見たサイトでは、血の塊がゴロゴロ出てくるとか書いてあったが、確かに流水でくるくるしているとブラッディゼリーが、どぅるんどぅるんした蒟蒻畑ゼリーのカスみたいなのがいっぱい出てきた。ジッパーバッグに牛乳と一緒に詰めておいたので、これくらいやれば臭くなかろう。たぶん。

nose breeder

蝉の声が聞こえた。家の近くで鳴いているらしい。昨日か一昨日か、玄関の門を開けようとしたら、目の前を蝉がぴゅっと横切っていったので、意識せず「うおっ」と仰け反ってしまった。うおっとかぎゃっとか、漫画的誇張表現かと思うが、実際不意を突かれて何かが起こった時は自分でも自覚できない、生理的な反応が飛び出すものである。喉の奥で潰れたような、整形する前の反応が。コナンの世界では、死体を見るとだいたい叫んでいる気がするが、実際にそういう場面に遭遇するとどうなのだろう。そんなカロリーの高い行動は取れずに、腰が抜けてへなへなとへたりこむかもしれない。腰が抜けた事が、思い出す限りないので、どんな感じかは分からないけれど。蝉はどこでも元気な気がする。幹線沿いの街路樹でも、じわじわぴゅっぴゅと鳴いていた。いや、ぴゅっぴゅとは鳴いていないが。語呂が良かったので嘘をついてしまった。公園でも元気にじわじわしていたのだろう。じわじわ鳴くのはアブラゼミだっけ。みんみん鳴くのが、ミンミンゼミ? ツクツクボウシはまんまなのであれだけど、クマゼミってどう鳴くんだっけ。クマーッ! ちょっと前に、公園の芝生エリアで、ペットボトルの蓋でキャッチボールしている青年二人組がいた。近くにペットボトル本体が横たわっていたので、すわポイ捨てかと思ったのだけど、どうやらそっちは置いておいて、なぜか蓋でキャッチボールしていたのだ。投げても空気抵抗がひどいからへろへろして、全く躍動感のない、ぼてぼてのキャッチボールだった。いくら手持ち無沙汰にしてもどうしてそんな事をするのかさっぱり分からなかったけれど、あの明らかな暇つぶし行為の中に、彼らなりに見出すものがあったのかもしれないし別にただ本当に暇で何も思いつかないからからっきし空っぽの行為でもよかったのかもしれない。書類を郵便局で出して、スーパーまで行ったところで、証明書を一枚同封し忘れた事に気が付いた。もう一回、催促されたら送らなければいけない。分かった段階で後追いした方がいいのだろうか。踏ん切りがつかない。興味本位で、チーズトッポギの素を買ってきた。トッポギと、汁の素と、チーズが入っていた。なんだか味がぼんやりしてピンとこなかったのは、水が多かったからなのか、もともとピンボケした味なのか。味を形容するならば、いわばあれだ。カールとかの駄菓子のチーズ味。あれの風味で、特に味がしない。パッケージに、おやつにもどうぞ的な事が書いてあったが、こんなボリュームおやつにしてたまるかと思った。

柑橘類の泪

名前にほんのりと、めちゃくちゃほんのりとだけ覚えがある不動産サイトからメールが来た。セキュリティがあれしてあれだから、パスワード変えろみたいなやつが。何の時に使ったのか記憶の糸を手繰り寄せてみると、確かあれだ、この家を見つける時に逗留していたあそこを見つける時に使ったサイトである。懐かしいな〜。おそらくもう二度と利用する事はないと思うが。暑かった。すげえ暑かった。これから向こう、あと何日暑かったと書き続ける事になるのか分からないが、しかし暑いもんは暑いので仕方がないのである。除湿機能が永遠の友達になりそうだ。これは冷房ではない、冷房ではないのだ。ただ、夕方にひどい通り雨があった。雨粒の輪郭がはっきりと見える雨らしい雨は久しぶりだった気がする。ちょっとだけ、薄く烟るという表現を使っていいような降り方をしていた。私のところではすぐにおとなしくなったが、地域によっては冠水するくらいざっぱざっぱ降ったようで、なかなか大変そうだ。地元にいる時も、今年の夏は雨が少なくて貯水が大変だみたいな事を聞く事があったが、今年は6・7月の天候を考えるとそんな事はないだろう。暑いから蒸発しちゃうのだろうか。貯水池や貯水湖の仕組みについて明るくないので分からない。田んぼの畝みたいなのを起こしていた場所があったと思うが……。あまりにも雰囲気だけで覚えているので分からない。思い出したら。買ってきた面白そうなカップ麺第2弾、カップヌードル味噌。味噌。味噌? スタンダードな赤いやつと、シーフードの青いやつ。そこまでは連想に難くない。イタリアントマトみたいなやつも、色が綺麗なのですぐ思い出せる。でも、味噌、味噌かぁ……。ニューフェイスなのだと思うが、もしかしたら結構前から発売されていたのかもしれない。茶色い。カレーのやつほどではないが茶色い。味噌はそこまでコクがあるわけではない。喉にひっかかるような、もったりした味噌らしい味噌ではない。ただ、喉越しの時に感じる風味は味噌である。でも、これがカップヌードルのラインナップとして並ぶ積極的な意義はそこまでないかな、と思った。それを考えると、この前食べたスモーキー&スパイシーSio? はかなり目新しかったのだと反省する。面白い味だった。一体何で切り裂いたのか分からないが、燃えるゴミの袋にしているレジ袋がぱっくりと切れていた。ガムテープで簡易に補強したが、早めに括って玄関に放らないと、中身があふれて大変な事になる。

線の集積

未加熱のネギを食べた。すげえ辛かった。万能ネギではなく、普通のネギ。白髪ねぎ……ともまた違うのか? 普通のネギを。火を通さないと、こんなにピリピリ来るんだなと思った。油そばとか食べに行くと、だいたいちっちゃいサイコロ状の玉ねぎがトッピングの一つにある。なんなら、卓上に調味料扱いして置いてある場合もある。好きなだけ玉ねぎを入れられる。玉ねぎ大好き! 玉ねぎサイコー! という人は、今まで見た事がない。いるとは思う。そんな人が存在しようとは、考えた事がなかっただけで。ついでにさっき、IH調理器+電子レンジ+エアコンの3コンボでブレーカーが落ちた。厳密には、そこに冷蔵庫とかインターネットのあれとか、微細なあれこれが積み重なった末のブレーカー落ちである。消費電力デカイ組がいて、彼らから任意に3つ選んでくると大体ブレーカーが死ぬ。あの音を久しぶりに聞いたが、あれはわざとあんな音が出るようにしているのだろうか。ブレーカーが落ちたなと、耳で理解できるように、ガンッと強い音が。この不測の事態(正確には不測ではないが)に見舞われた時だけ、スマホのカメラ横についているスポットライトみたいなやつを利用する。あれはとても明るい。局所的に便利である。すっからかんのメイン口座に金を移しに行く途中、家電量販店のガチャコーナーで、筐体にしがみつくようにしている人がいた。一体何をしているのかと思ったら、スマホのそこのライトをガチャ機の中に向け、カプセルの中身、およびその位置関係順序をぶっこ抜いているようだった。そこまでやるもんかと引いたが、アニメイトに行くと、中身ランダムのトレーディング商品には振ったり強く触ったりして中身を「サーチ」するなとの表示がある。サーチという言葉は実際に店内表示で使われているので、その名の下に、目当てのそれを引くための少なからぬノウハウがあるのであろう。しかし、立方体で中身のさっぱり分からない(分かる人は振った時の音で中身が分かるのだろうけれど)そっちと比べて、ガチャポンは中身が見える。しかし任意の場所から選び取る事ができないので、引く順番というか回数がある程度見通せるものなのだろう。それにしたって白昼の人通りの前で食いつくようにそこまでするかとは思うが。あの人は結局引いたのか、それとも撤退したのか。めちゃくちゃ暑かった。これがまだまだいつまでも続いて行くのだ。除湿機能を一瞬でも止めると不快指数が爆上がりする。身体がアホになる。最近ほぼ同じ時刻に目覚めるのも、室温がその辺りで目覚めさせに来ているからではなかろうか。

質と量と

早起きしました。人とご飯を食べに行く予定があったので。一年のうち、一体何回そんな事を書く日があるだろうね??? 3、4回くらいな気がします。そのうちの一日です。大事ですね。全然寝付けなくて、除湿機能に当てられて気分悪くなって、外が明るくなるよ〜〜〜と思いながらいつの間にか寝てて、意識が再起動したら5時30分で、目覚ましは7時半にかけていたので悠々2時間二度寝を決めていた。目的の時間に起きられる事が分かった上で寝るのは気持ちがいいと思います。相当ベタベタしていたのでシャワーを浴びた。それを忘れていたので、さっき風呂に入った時バスタオルが一枚少ない事に違和感を感じたのだった。朝から空調をつけないと暑かった。一日中暑かった。今大家さんから電話が来た。ついさっきインターホンを押したが出てこなかったので連絡を寄越したという。はて。午後はほとんど家にいたはずなのだが。ここでピンと来た。インターホン、死んでるなと。前に郵便局からの簡易書留を受け取れなかったのも、おそらく工事の騒音で生活音が掻き消されて気付かれなかったのだろう。困らないかと思ったら、意外とインターホンが逝くと困る。寝巻きの大家さんと寝巻きで玄関先で話をして、今年は帰省できないですわという話をした。そして、陣中見舞いと言って紙袋をもらった。実によくモノをくれる大家さんである。私の方からは帰省時に買って帰るお土産くらいしかお渡しできるものがない。暑中見舞いじゃないんだ、と思った。これは戦いなのかもしれない。中身は、洗剤、海苔、マスク、2Lペットボトル茶、コーヒーとお菓子。お中元つまみ食いセットみたいなメンツで、詳しくは知らないけれどやはり大家さんはなかなかハイソな位置におられる方なのだろうと思われる。コーヒーなんて久しぶりに家にある。昔は毎朝飲んでいたが、段々とあのカフェインが苦しくなって来てついには軽いぽんぺまで引き起こすようになり、ご無沙汰になっている。淹れられたものを出されたら飲む。牛乳は入れるが。まあ、そのうちインターホンは直ると思う。押すとカチカチ音がするだけのボタンが壁に付いていたって、何の意味もないわけではないが意匠として優れているわけでもないし。まあいいわ。という予定があったので、今日は某所某有名店に行ってました。前菜のパテドカンパーニュもメインのハナダイのアクアパッツァも、デザートのケーキも普段食べないような素敵なもので、頭がオーバーヒートしておりました。魚介美味しかったです。

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舌の根は乾かない

昨日は結局、観終わってから連戦やって、頭の中が情報の洪水だったから書くの忘れてましたね。書く元気がなかったり頭からすっ飛んだりするような日は、連続してやってくる気がいたします。晴れだった。どこに出かけるわけでもなかったが。とにかく、一日中、空調を一瞬でも止めると意識が分散する。暑い、というか、不快未満の何かなのだ。確か昨日、一昨日だったかもしれない、銀行で残高を見たら仰天した。めちゃくちゃになかった。Wow! である。色んな料金の払込は、しばらく待ちである。だいたいの料金が自動引き落としなので、残高が耐えられるかどうか分からない。いつ動かすか。Amazonで頼んだ荷物は、今日も置き配だった。握りこぶし一つ分もない調味料の瓶2つに、太ももくらいの幅と長さのダンボールがあてがわれていて、勿体無いような気もした。中を開けると、瓶がプチプチに包まれて、さらにその両脇をエアバッグが保護していた。瓶が割れないようにすると、確かにこれくらいの包装にはなって、つまりスペースが必要になって、じゃああのダンボールのサイズになるのか、と思う。ダンボールに付いている、住所とかなんとかが書いている個人情報っぽいシールは全部剥がす。資源ごみを捨てに行くと、その辺がかなりルーズな人もいる。まあ、剥がしたところで、燃えるゴミの袋をひっくり返されるとこちらも為す術ないのだが、気分の問題だ。昨日? たしか昨日髪を切りに行った。いつもの、ザ・理髪店みたいなところ。チェーンかと思っていたら、地域に根ざした系の店だったらしい。普段は当たりの柔らかいおじさんの椅子に座る事が多いが、昨日はぶっきらぼうな、おっさんっぽいおっさんの椅子だった。櫛当てる時にそんなに力入れたら痛いよ痛いと感じるくらいにガシガシ来た。ちょっと苦手なタイプだったので言わなかったが、頭頂部の方はもう少し梳いてもらえばよかったなと思っている。前はシェーブがなかったと記憶しているが、緊急事態宣言が解けたからなのか(緊急事態だと思うが)復活していた。髭は誰に剃られてもいまいちピンとこないので、人生で一回くらいはこのシェーブすげえと思ってみたいものだ。いつも最後に肌に塗り込まれる何かは、いつもレモンみたいな匂いがして、夏の汗と混じると変にべたつく事を知った。向かいの家のおばちゃんが洗濯物を取り込む場面を目撃した。干す時にも取り込む時にも、カゴを使う派らしい。昨日書いてないからもうちょい書くか。カップヌードルの、スモーキー&スパイシーSioというやつを食べた。塩ベースで、なんか全体的にフレーバーをいい感じにしたやつ。スモーキーオイルが付属していて、入れた後にちょっと舐めてみたら、油の味は分からないけれど、燻製の風味がふわっとするのは感じた。風味はそこまで重くなくて、具もパプリカだかレッドペッパーだかに若干の変更があった。ラーメン風イタリアンスパゲッティみたいな感じだろうか。謎肉の存在感が少し薄く、なんか白っぽい。ニューフェイスなのか知らんが、結構美味かった。そうだ、貰い物の桃も食べたんだった。持って帰る時に軽く膝で蹴ってしまって、そこだけ綺麗に茶黒く痛んでいるのは、さすがの桃の正直さだなと思った。桃は果汁がずるずる出てくるジューシーなところが好きだけれど、後に残る風味の中の、言いようのない桃独特のアレがどうも苦手だ。ガス? みたいな、あの残り香が。

丁の字

昨日は結局疲れたもおおおおんってなって、書きに来なかったですね。一年のうち、10日くらいはそういう日もあると思います。自分の中にある可処分エネルギーと、日記を書くという行為を並置して、これはいけるか? それともいけないか? と考える時に、そういう事を考えるのも疲れたわ! となる日が。昨日の晩飯は松屋で食べたのだけど、チキンバターカレー以外をいくつか頼んでみて、結局のところ、バターカレーが一番美味いなという結論に至った。値段と比べて量はあるし腹は膨れるのだが、いまいち味に対してピンとくるところがない。バターカレーはすげえ美味い。たまたま、偶然、思いがけず出会ったバターカレーが一体いつまで提供されているのか分からないけれど、機会があればあと一回か二回は食べておきたい。家に蛇口が欲しいと思ったのは初めてだったから。暑い日だった。部屋の中がすぐ暑くなる。エアコンのリモコン操作を間違えて、うっかり冷房機能になっていやしないかと確認してみたが、除湿と表示されている。こんなに冷たい風が出てきて、どこが除湿なんだと思うが、エアコンが除湿というのであれば除湿である。湿度を除去したらちょっと、思ったよりも随分涼しくなっているだけだ。うん……。通帳を再発行したのに、再配達受付票の事をすっかり忘れていて、保管期限を過ぎてしまったので、もう一度発行しなければならなくなった。めんどくせえ……。めんどくせえの波を乗り越えて再発行したというのに、来た道を引き返して路程をやり直さなければいけない。とてもめんどくさい。自業自得なのだが。あの日、あの時間、間違いなく起きていて在宅で、しかし不在連絡が入っていたのだ。そんなに工事がうるさかったか? 最近始まった新しい工事の方は、もう本当にすごい。うるさくはないのだが、上の方から資材を投げ下ろしているのか、時々、椅子に座っていても腹の底に響くような地震未満が起こる。ちょっと身構えてしまうので困る。大家さん家の方でやっている工事は、ぶっ壊す方はひと段落したようで、ずんがらどっかんばきばきぼりんみたいな音は聞こえなくなった。建てる時はあそこまでうるさくないと思うのだが、どうだろう。バナナの成熟が猛スピードだ。明日には全部皮が割れて中身が見えるほどに熟れそうだ。やはり夏の気温に加えて、トースターの上になんか置いておくものではなかった。晩御飯を作る時、ネギを刻んで置いたのを忘れていた。