他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

デュアルツインコンボ

一日中蒸し暑かった。夏という感じがする。もう少し早く来てくれれば段々と身体を慣らす事もできただろうに、雨降り曇りのどんより祭りからかんかん照りに切り替わったので、洗濯物が気持ちよく干せるヤッターくらいのメリットしか見つけられない。洗濯物は本当によく乾く。パリッパリでカピカピである。真向かいのアパートでは、今日もまた別のシーツと枕複数が塀にかぶせて干してあった。昨日だか一昨日だか、あるいはさらに前日だったか、舗道でミミズが干からびる運命にあるところを見た。すぐ横に植え込みがあって、そこの土に棲んでいたのが罷り間違って出て来てしまい、動けなくなってアスファルトの上でずっと同じS字を描いたままだった。実家の近くにある川原では、夏になると青臭い草いきれと大量のミミズの干上がった遺体が風物詩となる。特に草の匂いと勢いと、そして目を焼くような緑色はすごい。あれが真夏の120%の太陽に照らされ、うっすら黄色のフィルターをかけたような景色の中で、蒸し暑い風に煽られてざわざわと揺れているのは壮観である。自治体が委嘱する業者による草刈りの日に川辺を散歩すると、切断面から溢れ出す草の匂いがどぎつい香水のように鼻を付く。もっとでかい河原の堤防を歩くと、延々と青く延々と暑苦しく、あれはあれで記憶に刻まれている。妄想かもしれないが。死にゆくミミズ一匹を見て、そんな事を思い出していたという事を思い出した。外を歩くと、10秒くらいでぐったりする。元々がただでさえ外に出ないたちなので、夏は最悪である。冬は、上にパーカーを着たりマフラーを巻いたりできるので嫌いではない。ちょっとした森のようになっている公園に近寄ると、やっと俺たちの季節が来たと言わんばかりにセミが元気だったりする。今日通った時は聞かなかったので、シフト間の休憩時間とかだったりしたのだろうか。書きながら、ずっと外でアブラゼミが鳴いているような気がしたが、完全な幻聴だった。まだ聞こえるのだが、空調の駆動音の中に混じった微妙なノイズがそう聞こえるのか。最近、飛蚊症みたいな、黒い点が高速で横切っていく事が増えて、本当にそうなのかキッチンのコバエなのかいまいち分からない。想定よりも室温が上がりっ放しだからなのか、キッチンで安置しているバナナが急速にシュガースポットを増やし始めた。オセロで突然負け始めたように、びっくりした。牛乳もいっぱいあるのでバナナといい感じにしてバナナ牛乳にしたいのだが、ミキサーがない。

おむすびパンチ

暑かった。ちょっと前まで一日中だらだら雨が降り続いていたように、一日中晴れて晴れて晴れまくっていた。生卵をフライパンに割って屋外に置いておいたら、半熟目玉焼きくらいは作れたんじゃないだろうか。送風機能を1分でも止めれば部屋の中に暑気が具現化し、頭の中の不快指数メーターがにょきにょきと値を伸ばしていく。夜になれば落ち着くかと思ったが、全然そんな事はない。変わらずもくもくと夏っぽさが顕現するだけだ。洗濯物を干そうと思ったが、やっぱりめんどくさかったのでやめた。できない時はあんなに焦がれたというのに、いつでもできるようになれば別にやらなくてもいいか、という気分になってくる。自分の性根がこれでもかというほど表面化しているので嫌になる。嫌になるのもいつでもできるので、じゃあ別にやらなくてもいいかと思っているのだが。買ってきたでっかいバナナ。昨日は、まだ青臭いというか、ガスっぽい風味が残っていたが、今日から明後日くらいまではちょうどいいバナナになりそうだ。まだまだ硬くはあるものの、もっちりねっちょりした食感と、しつこ過ぎない香りがよい。ただし、バナナの皮は、生ゴミとして劣化が大変早いので、そこだけはどうにかならないものかと思う。料理一回ごとに生ゴミの袋を分けるのはめんどくさいのだ。本当はそれくらいやって、あるいは蓋つきの三角コーナーを設置して、2、3日置きに整理すればいいのだろうが。そこまでマメではないというか、そこまで真面目にやりたくはないというか。Nのキーがマジで最悪だな。一回しか打ってないんだからNNになるのやめてくれ。挽肉を冷凍庫に入れた。確か、豚と牛の合挽きだったと思う。スーパーで牛肉の値段を見るたびに、高いと思う。鶏肉は安くて、豚肉は、まあ大概安い。A5ランクの牛肉とは聞くが、そこまでの豚やら鶏やらを耳にする事は少ない。あるのだろうが。いい肉となると、自然牛肉に寄っていく気がする。最後に牛肉を食べたのはいつだろうか。マックのビーフパティくらいかもしれない。日常私生活の中で、牛肉を食べる事がそもそもない。あまり牛肉が好きではないという事もある。あれば食うが、自分からは食べない。牛より豚が、豚より鶏が好きなのだ。肉の臭みもなく、ぎゅっと詰まって食べでのある好感触な挽肉だった。唐辛子系の何かでもあれば、えーっと、あれ何て言うんだっけ。冷麺? ジャージャー麺? みたいなやつを作ろうか。

円筒形の巨塔

晴れていた。ニュースを見ていないが、こっちの方もそろそろ梅雨明けしたのだろうか。10時とか、あるいは午前中は室温が気にならないのだが、正午を回ってくるとじわじわと空気が肌にめり込んでくるのを感じる。暑い、ではなく、不快の雰囲気が。常にまとわりついている。背後霊がくっついていて、それを物理的に知覚できるならばこんな感じになるのだろうか。洗濯物を干せそうだったが、めんどくさかったので干さなかった。家の前のアパートの塀に、シーツがでかでかと干してあった。どこかから布団を叩く音も聞こえた。布団を干すなり洗うなりしたいところである。物干し竿への道が出窓でさえなければ。布団をひっぱたくのは迷信的な、あんまり中身のついてこない行為かと思っていたのだが、そうでもないらしい。しかし、何かしらの死骸やら何やらが空気中にぽんぽん放り出されているわけで、集合住宅で上階の住人がやっていたら、あ、今死骸の雨が降ってる! とは思うだろう。郵便局で用を済ませた。ひとつは、書類の不備があるからまだ出さないでと連絡があったので後回しになった。いつか今月の家賃を払い込みに行かないといけない。まだ再発行した通帳を受け取っていない。再配達票をどこにやったか忘れた。何ページ記帳されるのか分かったものではないが、そういえば一定件数を越えると支払い総合いくら、収入総合いくら、みたいになるんじゃなかったか。サボっていいところはどんどんサボればいいと思う。服をドリップでどろどろにしてくれた豚肉とか、たまには食いてえなと思った挽肉とかを冷凍庫に入れなければいけない。少し前に、茹でた素うどんに刻んだ生ニラ、卵黄を乗せてオリーブオイルで和え、牡蠣醤油と塩胡椒で味付けした何かを食べた。ニラを生で食えるのを知らなかったので試してみたのだが、かなり脳味噌に響く風味で美味かった。ニラはニラで、さらに生なのでアレはアレだったけれども。その時、挽肉とニラを炒めてラー油でいい感じにしたらいい感じになりそうだなと思ったので挽肉を買ってきたのだった。業務用のジッパーバッグを買ってきたら想像よりめちゃくちゃでかかったので、一回分ごとに分けるにはもったいない。どう使うか。晩飯は何を作ろうか。おつとめ品で買ってきた豚ロースで……。なんかどうにかするか。最近は新しい調味料を試していないので、日曜日に面白そうなのを買ってくればよかった。ネギも買ってきたので、こいつも刻んでタッパーにしまっておかないと。

全弾

晴れた。夏みたいに暑い日だった。夏なのだから当然か。ちょっと前まで夏とは思えない天気だったので夏が夏らしい事に違和感がある。明日は郵便局で2つくらい発送しなければいけない。多分忘れていると思うのでここに書いたが、きっとここに書いた事さえも忘れている。それでも、何かの拍子に、台所で乾かしている牛乳パックを蹴飛ばした時にでも思い出すかもしれないので一応出力のプロセスを通しておく。最近、なんだか様子がおかしいな、ちょっと間延びしてきてるな、と思っていたズボンのボタンが、ぽろっと取れた。これくらいぽろっと取れると、漫画でたまにある、故意ではなく他人のものを壊しちゃって頑張って取り繕おうとする登場人物の気持ちが分かる。あまりにも自然に、形あるものは壊れるのだね。ファスナーの上にひっついたボタンなので、腰からずり下がるとかそういうのはないのだが、着脱の一連から明確に一動作減ってしまったのでなんだか精神的につんのめる。気が付いたら銀魂のアニメが2周目に入っていた。最後まで観たのだ。最後まで観たのだが、最終回なのに全然終わっていなかったので(原作はちゃんと終わったらしいがアニメは終われなかったのであんなんになったらしい)、消化不良だったのかもしれない。なんかずっと観てしまう。カロリーが高すぎるわけでも低すぎるわけでもないので。今日もまた、松屋のチキンバターカレーを食べに行ってしまった。なんであんなに美味いのか分からないのだが、すこぶるめちゃくちゃ美味い。家に、このカレーが出る蛇口が欲しいと思った。美味い。バターでまろやかなように見せて、結構塩分きつそうな味をしているが、それでも美味いのですごい。期間限定らしいが、あれが期間限定なのは勿体無いなと思う。店内の掲示を見ていると、松屋の方向性は私に合っている気がした。よさそうな丼物がいくつかあった。また行ってみるか。買い出しに行った。また、クソでかいバナナのバンチがあった。でかい。何本ぶらさがっているんだ。あとは、冷凍庫から減ってきていた肉を多少買い足した。精肉コーナーで鶏肉のハラミに出会えない。二回目のエンカウントがいつまで経っても起こらない。店員に聞いてみればいいのかもしれないが、しかしそれにしても。なっちゃんよりファンタの方が10円安い事を知った。思ったよりも買い過ぎたので、帰りは肩が痛かった。だんだん感覚が麻痺して、慣れてきた頃に家に着く。肉のトレーから溢れたドリップで、シャツとズボンが濡れていた。

羊の頭に羊の体

寝ようとしたがまっっっっっっったく寝付けず、枕を振り回しながら悪戦苦闘、この鬱憤をどこかに押し付けようとしたが功はなし、ただひたすらに身体の節々が痛みを湛えたままの起床と相成った。端的に言っても、端的に言わなくても最悪だった。今日は、ややゆっくりめとはいえ、午前中に家を出発する必要があったのである。体力はできる限り可能な限り、温存しておきたかったのだが、吐きそうで関節がずくずくと熱を持ったまま改善しなかった。ここまで睡眠がうまくいかなかったのは久しぶりである。そして、睡眠の力を思い知った。寝るの、大事、とても。東急ハンズまで行って、紙やら画材やらを物色した。画材、という言葉から想像する方のエリアで、いい感じのサインペンんというか、ぐりぐり書けてペン先がすぐダメにならないようなもんおを探していたら、ほぼコピックしかなかった。まあ。画材といえばコピックコピックといえば画材、みたいなところがないではない。探し物は文房具コーナーの方にあった。よく分からんが筆ペンっぽいやつがひとつ。サインペンのような硬くて太さが均一なペン先もあって、発色が綺麗だし筆ペンのふさふさした色気も残した面白い商品だった。名前は覚えていない。そのやたらとスリムで長身なシルエットだけは覚えているのだけど。それから、ゼブラのStickartとかいうやつ。ボールペンっぽいのだが、ペン先はフェルトペンに近く、ノックタイプのもの。どう見てもインクが瞬殺で干上がりそうな見た目をしているのに、ペン先の乾燥はないらしい。書き始めや書き終わりなど、ペン先が他よりも長く留まる点ではシミができやすく、色によっては発色がかなり安っぽいのが気になる点ではあったが、100円であれだけの書き味を演出するとは、さすがのゼブラだなと思った。ペンに関しては、ゼブラの商品は信頼できる。私はあまり好きではないが、すげえなと思うペンは多い。サラサは愛用している。ザクザク書けてペン先がダメにならないボールペンはありがたい。すでに疲れていた状態でさらに色々あってあれだったが、帰りに、気になっていた松屋のゴロゴロチキンのバターカレーを食いに行った。目ん玉がトラベルに出かけるほど美味かった。びっくりした。なんだあれ。すげえ美味い。鶏肉が、そのタイトルに嘘偽りなく、精肉1枚分くらい入っている。でっかくカットしてあって、臭みがあるわけでもなく普通に美味い。いや、でもカレーが美味い。飲みたい。カレーを飲みたいと思ったのは初めてだった。店内放送でバターカレーの宣伝をしていて、バターの香り、トマトの旨味など、特長を読み上げるたびにうんうんそうだねそれはいいところだねと頷くくらいに売り文句に嘘偽りがなかった。本当に美味い。もう一回食いに行こう……。

ポスカ的人間

涼しい日だった。暑くはなかった。日が落ちて暗くなってからは途端にむっと湿気が立ち上るようになったが、日中はかなり過ごしやすい日だったと思う。ゴミを捨てに出た。古い袋と新しい袋、英語で言うならmajorとminorがあって(大セネカ、小セネカなどと言われるあれはSeneca major・Seneca minorだし、日本語で大・小と付いているから印象が変わるが、要するに先に生まれて年寄りな方、後に生まれて若い方くらいの意味)、大袋の方は、普段の蛆の3倍くらいの太さのそれがみっしりしていた。かなり大振りだった。小袋は、ハエが何匹か飛び上がってはきたが、まだ蛆は目に見える範囲では繁栄していないようだった。毎回毎回不思議な事に、蛆はゴミ袋の周囲5センチ以上の場所まで到達しない。ほぼ全ての蛆が、ゴミ袋の縛り口まで上がってきて、その辺りで絶命している。死因は体液が干上がる、このひとつに尽きると観察の結果なんとなく分かってきたのだが、それにしても、あのうにうにした、雨の日に車で走っている時、窓ガラスを流れていく雨粒みたいな蠕動で、そこまでたちまちのうちに死んでしまうものなのかと思わないでもない。他の家庭はどうなのかと、ゴミ捨て場のゴミ袋を観察すると、白いうにうにが湧いた弁当ガラがあって、必ずしも蛆は、私の家のゴミ袋にだけ集中的に湧くのではないらしい事は分かった。本当か? 目覚めがあまりよくなかったのは、でっかいゴキブリに襲われる夢を見たからだったのだが。さっき見た銀魂でも、でっかいゴキブリが繁茂する話があった。今日はキーボードのNキーの調子が悪い。一回打鍵しただけでN2回分の判定が、微妙な時間差を挟んで行われるため、かなりタイプミスをしている。今は「かなり」が「かんあり」になった。そろそろ寿命か? 毎日使い潰したら、流石に往時のハイエンドモデルといえどもガタはくるか? あるいはアホみたいな排熱のため、ただパフォーマンスがバカになっているだけか。末長く使い続けていきたいところなんですけどね。そもそもクソ高いし。明日郵便出そっかな〜と思って、天気が悪いし外出は控えたのだが、よく考えるまでもなくそういえば明日は土曜日なので郵便局は開いていないのだった。あまりにも愚か、あまりにもノロマ。今に始まった事ではないにしても……。夕方のうんちみたいな情報番組で、近畿地方は梅雨明けしたと言っていた。観測史上3番目に遅い梅雨明けらしい。

藪の出るステッキ

晴れ、とはお世辞にも言えない天気だった。ずっと白く雲が光って、明け方くらいには雨が降っていたかもしれないが、ずっとひんやりした空気が滞留しているような。天気というか、環境だった。ほぼコンスタントだった。一瞬晴れ間が見えたような気もする。私の住処の斜め向かいに、というか向かい側の道路沿いもこちら側沿いも全て住居が立ち並んではいるのだが、そのひとつに、二階にベランダがついた家がある。屋根もしっかりついていて、洗濯物を干すにはいいだろうなとちょっと羨ましかったりするのだが、そこに、住人のおばちゃんが洗濯物を出しに来るのをよく見かける。今日発見したところでは、干す前に物干し竿を布で拭いており、かなりマメな性格である事が分かる。空がちょっと晴れたかな、みたいなタイミングで私が洗濯物を干していると、そのおばちゃんも時を同じくしてベランダに出て来たので、家事に対するセンスが似ている気がする。気がするだけかもしれない。明らかにその時間家にいたはずなのに、郵便局の簡易書留不在通知が入っていた。チャイムが鳴った覚えが耳くその欠片ほどもないので、一体どうした事かと首を傾げたが、大家さんの敷地でやっている工事が今日は特にけたたましかったので、それがマックスボルテージの時にチャイムを押されたのなら、確かに気が付かなかったかもしれないなと想像する。いつも大体うるさいが、今日はその中でも傑出して騒々しく、午後からどんがらどんがら、何かが崩壊するような音が小刻みに鳴っていた。ショベルカーを呼び込む空間的余裕でもあれば一日二日やかましいくらいで済んだのだろうけれど、この辺は狭い路地が入り組んでいて、ショベルカーと付随車両が止まるだけで一日そこの交通が止まるだろうし、これまた致命的に表に出て行く通路がそこしかない。でかい工事を一息にできないから、日々ちまちまと崩して行く他ないのだろう。裏に住んでいる私もかなり気になる環境だが、あちら側の通路の向かい一帯は溜まったものではないだろう。ほぼダイレクトアタックである。いつ終わるんだろう。工事でしばらくうるさくなると思うんで、と大家さん(娘)からパイをもらった時に聞いておけばよかった。ついでに、建て直し工事なので今が崩す段階なら、次は建てる段階があるという事である。Oh...。カラオケ店によっては、一日の日中時間帯いくらでワーキングスペースとして貸し出しているところもあるらしい。うるさいのかうるさくないのかは知らないが、一考の余地がある気がしてきた。

コーンスターチのフケ

目が覚めた時から頭が重かった。ずるずると重かった。跡が残るように。今日も天気が悪かった。外をあんまり見ていないというか、洗濯物が窓を隠すようにかかっているからよく外が見えないが、部屋の中に差し込んで来る光もなく、ずっと鉛でできた煙が立ち込めているかのように、意識にスクリーンセーバーを設けているような。全身からエネルギーを欠片に到るまで蒸発させられたような、あるいは沈殿させられたような。7月にやらなければいけない事は僅かになったのでそれは構わないが、7月は30日までしかないと思っていたら31日まであった。31日が存在しない月の覚え方を覚えていたのも思い出した。だからどうという事もないが。虫垂みたいなものだが。虫垂を思い出すのにしばらくかかった。私の人生で一番印象的に虫垂と言った先輩の顔だけはしばらくくっきりと浮かんでいたのに。ミスタップだったが、ブログを書き出す時にヘッドライナーみたいに出てくる、今日のトピックみたいな煩わしい帯が消せる事を知った。どんな記事を書いたものか、鼻と唇の間に鉛筆を挟んでぴこぴこしている人に向けた、筆を取るための起爆剤みたいなものだったのだろうが、しょうもなくないトピックとPRじゃないトピックを思い出すのが極めて困難なくらいには食指が動くものが少なかった記憶がある。一つも思い出せない。最近発見した事のひとつに、ブログを更新して、更新し終わった画面で、総記事数と更新日総算、そして継続日数のカウントが出てこなくなった。毎日決まった動きをルーティンでこなす事だけが取り柄のような私の人間にとっては、日々ちまちまと継続日数が増えるのはそこそこ楽しみだったのだが、ある日突然立ち消えたので、今何日シークエンスなのか分からなくなってしまった。ソシャゲのログインボーナスみたいなもので、ブログの更新を強要されているみたいでいやだ、ブログは自分の好きなように書くものだからなくしてほしい、みたいな要望があったのだろうか。どうなのだろう。まあ、好きにやればいいと思うけれど。基本無料だし。基本無料なのに、基本無料だからこそ無料で利用している人間の声が大きくなりがちな気もせんではないが。だいぶ髪が伸びてきた気がする。頭頂部を触ると、手で押してもすもすと感触が返ってくる。襟足もそこそこ実体を獲得するほどに成長してきたので、散髪のタイミングのようである。外に出るのめんどくせえな。

饐えた季節の匂い

冷蔵庫の最下部に原因不明で吹き溜まり、無視していたら冷温の中で静かに腐り続けて異臭を発するに至った謎の水が、再び出現した。前回払拭した際に、水漏れも水分をひたすら垂れ流し続ける元凶もどこにも存在しない事を確認したのだが、しれっと、音も立てずに復活してきた。冷蔵庫の底板は、コンセントのように2筋のくぼみがあって、そこになみなみと溜まってこちらを見ている。しばらく見て見ぬ振りをしていたら、だんだんと色気付いてきて、すんとした匂いが開閉のたびに漂ってくるようになった。また掃除しなければいけない。そして、こいつに対するカウンターメソッドを考案しなければ、このまま1週間おきくらいに布拭きを強要されてしまう。再三確認したように、庫内に原因となる物質は取り立てて見受けられない。となると、じゃあ、なんだ。庫内の温度と、室内の温度のギャップがもたらす結露、みたいなものか。それならば、前に比べて冷蔵庫の扉の締まりがゆるくなった、という事になるか。それとも、あまりに冷蔵庫の奥へモノを入れると冷蔵庫なのに凍るので、それを避けるために少々パワーを控えめにしているからだろうか。どうにも冷蔵庫そのものの問題な気がしてならない。おいおい考えるとして、溜まった水は明日にでも拭き取ろう。いくら冷水でも、腐ると臭い。まだ天気は不安定だ。左に揺れてあっちに揺れて、晴れたかと思ったらだらだら雨が降り続き、止んだかと思ったらスタートラインの上でこちらを見ながらニヤニヤと笑みを浮かべながらクラウチングスタートの姿勢をしている。一応傘を持ち出したが、そこまで差すほどの天気ではなかったし、開かなかった。溜まっていた未払い料金をまとめて支払いにコンビニに行った。行こうとしたら、セブンイレブンはマスクを着けていないお客様の入店はご遠慮いただく場合があります、とすげえ遠回しにマスクしてこいとの掲示があったので、引き下がってファミマまで歩いた。ファミマはそういうのはなかった。電車に乗るとか、繁華街を歩くとかならマスクのひとつやふたつするけれど、家の目と鼻の先にあるようなところまでの用向きでいちいちマスクを消費するのは釈然としないのでしていないが、どこまでにラインを引けばいいのかよく分からない。パンは、ジャムなどを塗らずに、トースターから出したそのまま、素(す)で食べている。業務用スーパーのノンブランド品だが、そのまま食っても結構うまい。でも、腹は減るのでバナナをもりもり食べている。

クラフトパック

晴れていたくせに、午後からの天気はぐわんぐわん揺れた。バランスタワーゲームというのがあって、皿が何枚も縦に連なって、そこにプラスチックの猿をぶら下げていってタワーを倒したら負けというやつで、それの一際危ないところを攻めた時のような振れ幅だった。気分良く洗濯物を干していたら、無音で忍び寄って来た雨に全部を全部台無しにされるかと思った。早くに気が付いて取り込んだので事なきを得たが。工事は今日もうるさかった。全然終わっている気配がしないし、進捗を伺おうにも防音シート(全然防音できていないがあれがなかったらもっとうるさいという事なのか)が四方を全長で囲っているのでさっぱり分からない。頭いてえな。最低限バスタオルだけは隙間を縫って太陽に当てた甲斐あって乾ききったのでよしとしたい。よくはないが。書類を送ろうにも、どこかから送られて来たその辺の封筒を適当に塗りつぶして再利用するのもストックが尽きたため、文房具店に買いに行った。近くに、小さい、それはもう小さい文房具屋がある。10歩もないのではないか、というくらいの奥行きしかなく、幅も両手を広げたら十分なほど。今まで一度も入った事がなく、店先に電卓のぶら下がったツリーがあるくらいしか印象になかったが、近さ・封筒を置いてありそうな雰囲気など、いくつかの観点から評価し、一番目的に合っていたのがそこだった。すぐに目当ての品は見つかり、ついでに最近のニューフェイスボールペンでも見ておくかとレジ前を離れると、後から入ってきたおばちゃんと店主のおしゃべりがいつまで経っても終わらなかったので、痺れを切らして途中で割って会計した。郵便局に行って出した。紙が封筒の形になっているだけの、つまり封筒ではなくて、最近は買った時から両面テープで封ができるようになっているのだと知った。いちいち糊を取り出すのも、そもそも糊って普段使わないアイテムだし、それの使用が強制されるのもなんだかなあと思っていた。便利である。滝がひっくり返ったような轟音で雨が降った瞬間もあった。空模様は一体どうなっているのやら。あとは……。特に何かしたような記憶がない。ひとつやらなければいけない事はあるが、今日は疲れたのでもういい。明日やる。カードが変わって、振替の更新をしなければいけないものがいくつかあって、忘れていたうちの最たるものが携帯(ガラケーの方)だった。ポストにNTTからのハガキが溜まっていて、NTTに覚えはねえぞと思っていたが、そういえばNTTドコモなのだった。明日払いに行かないと、明日回線が止まる。止まっても困らないが、止まったら一応困るので、まあ。

謎の浸水再来

晴れていたので洗濯物を干したら、15時くらいに空模様がたちまち崩れ始め、昼過ぎに干したばかりだった洗濯物は生乾きというのもおこがましい這々の体で室内へと戻って来た。昨日といい今日といい、言い出した事は守って欲しいというか、あまり顔色をコロコロ変えるものじゃないよキミ、という気分になる。密室でエアコンの除湿をつけずに部屋干しすると、ねちょねちょした湿気が空間に実体化したような不快感を示した。除湿は偉大だ。雨がパラパラする中、夕方に出かけた。まずドラッグストアへ。替えの歯ブラシがない事に気が付き、歯ブラシを買いに行かなければいけないと思ってから忘れ続けてしばらく経ったが、さすがに意識にも沈着して来たので今日は覚えていた。チェーンのドラッグストアのくせに、やけに小綺麗で近未来的で、居心地が悪いったらなかった。75円(+税)の歯ブラシを探すのに、いらぬ緊張を強いられた。今でも、百貨店とかデパートには入れないと思う。スーパー以上の場所には入れない。場に拒絶されている感じがするので。用もないし。本屋とスーパーがあれば、私は充足してしまう。早めに晩飯を食ってから外に出ると、さっきまでの雨天が嘘のように空が晴れていた。家を出た時は、空に一画、インクの切れたボールペンの先っちょで引っ掻いたような筋の向こうに青空が覗いていただけだったのだが。でかいバナナの房が売っていた。15本くらい成って、それで300円である。アホみたいに安い。その代わり持って帰りづらいし、買い物カゴの中で押し潰されないようにポジショニングするのも苦労した。真横に、すでにシュガースポットが頻出したバナナも85円くらいで売っていたが、あちらはすぐにピークを過ぎそうなので(というかすでに迎えて降りつつある真っ最中に見えたので)、まだ真っ黄っ黄なデカい方にした。本当にデカい。ドンキーコングのゲームがあったら、1UPアイテムくらいの役目は担えそうなデカさだ。あとは大体いつものセットを買った。ジャムでも買って帰ろうかと思ったが、ちょうどいいサイズ、ちょうどいい値段のジャムが見当たらなかったので、これはまた別のスーパーで探す事にしよう。かぐや様の19巻を読んだ。いやー。もう。面白い以外に言葉はない。すごい。すごい! カバー裏のいつものやつも、それはそれとして凄い。そして今月のLOも。きのもと杏が載っているのでね。褐色関西弁に最初は面食らったけれど、これもまたいいものですね。

ごつぶっこ

イチゴジャムがなくなった。たしか明治屋のやつである。いささか甘さがべったりしたジャムだったが、いやイチゴジャムって大体そういうもんか? 結構よかった。明日の朝食べるパンに塗るものもつけるものもない。マヨネーズと塩胡椒と味の素くらいである。4年前に賞味期限が切れた味の素は、今でも大して変わらない味がするのであれは嘘だと思っているが、パンに振って灰にならない程度でトーストすると美味しい。どこまで焦がしていいのかは、その日の気分による。ギリギリを攻めすぎると、焦げ目の味がするカリッカリのパンができあがるだけなので、茶色、チョコレートくらいの色になったら安全な頃合いだ。そこそこ瓶・缶ゴミが溜まってきたので捨てようと思う。思い始めてから、一体何日を要するのだろうか。玄関にほっぽった燃えるゴミが、あれの中身は1週間分くらいだと思うのだが、3〜5メートルくらい離れてもその発酵した爆裂な香りがプンプンとラフレシアが如く、季節はゴミ捨て戦国時代だなと感じさせられた。近くに置いてある傘に匂いが移ったりしたらやだな……。家を出る前に、天気予報を見た。降水確率ゼロ、曇り/曇り。8時くらいには太陽の光がダイレクトに届き、洗濯物でも干しておこうかと思ったら9時あたりに一度天からの梨汁ぶしゃー、曇り空が続いたので洗濯物はよした。ただ、降水確率ゼロならば、問題ないだろと考えて傘は置いて行った。一本物の傘は立派だし濡れるところもないカバー範囲が魅力ではあるが、いかんせん重い。空も白いだけだし、問題ないだろうと。駅に近くなって来た頃、ぽつぽつ来始め、まあまだブリティッシュスタイルと言い張れる程度には傘がなくても歩けた。目的駅について、広場に一瞬晴れ間が覗くくらいの余裕は見えた。坂を登っている時に、音がどんどん怪しくなり始め、たちまち針山地獄をひっくり返したような、地面から白い棘が逆しまに生えているような、猛烈な瀑布となった。民家の軒下でこっそり戦況を伺いながら、どうも5分や10分ではカタのつきそうにない天候だと腹を決め、ところどころで軒下を借りながらダッシュを敢行した。びちゃびちゃにはならなかったがびしゃびしゃにはなり、やられたなと思った。10分後くらいには人目を忍ぶような小雨になり、もっとやられたなと思った。もう無理かと思ってえいやと乗り出してみれば、もう少し頭を冷やして(冷えたが)行動してもよかったわけである。予報って難しいんだな。

屍液

木曜日になるまで、木金と赤い日である事を知らなかった。1ヶ月でまともにカレンダーを見る日が2日? あるかないかくらいな、あまりにも適当な生き方であるがゆえの弊害だった。だからと言って、損益が発生するわけではない。どこに出かけるわけでも、誰といつ何をするでもないので。一人で閑暇を過ごせるように育ってしまったので。やらなければいけない事を、とりあえずもたもた目処をつけ、あとはずっと銀魂のアニメを観ていた。本当に面白いですね? 銀魂のアニメね? 銀魂°が終わって、まだあんのかなと思ってwiki銀魂 アニメと検索したら、今観ている銀魂.でテレビシリーズは終わりらしい。マジかよ。永遠に続いててくれよ。.をやっていたのは2018年らしい。絶賛テレビを観ていない時期だった。知覚しない間にやっていて、知らない間に終わっていたようだ。原作の最終回まで追いついているのかは分からない。どうなんでしょ。とりあえず面白い。もうこれは本当に。いつからか、人生のマンスリーカレンダーに、その月一番触れた、あるいは一番心がたぶらかされた何かの名前を覚えているようになった。正直、2018年っていつだ? と思うくらい、時系列感覚が死んでいる頭の中なので、かなり苦労しないと思い出せない、いい加減で大雑把な日記帳みたいなものなのだが。2020年7月は、これはもう黒々と銀魂の文字が大書されるであろうくらいには、すごくいい出会いをしたなと思っている。適当に本屋をぶらつくものだ。適当に動画リストを流してみるものだ。経験則で、適当な出会いの方が深く肉に食い込むものだと知っている。ので、.が終わるまではじっと観ていようと思う。脇で何かしながらなんて、観られなくなった。3月か4月(早くも記憶がいい加減になっている)にFateを観ていた時と同じように。欲望には正直に、動画だけをじっと観なければいけない気がしてならなくなるのだ。これを観終わったら……。どうするか。また本屋に行って、適当にぷらぷらして文庫でも買ってくるか。いや、その前に、買ってきて積んである今月の新刊をまだ読んでいないというか、読みたいのは山々だけれども銀魂も面白いしそっちも面白いのは分かっているし、どっちにしようかなと思った時に、先着順で行こうと思ったらそっちが後回しになっているだけなのだが。今、台所でぼんじりの脂を加熱して抜こうとしているのだが、全く脂が枯れる気配がない。尻は脂肪が多い部位とはいえ、そんなに……。そんなに?

いるもののためのいらないもの

なかなか寝付けずにうねうねしていた。外気では室温がちょうどよくならないし空調だと切った瞬間に熱気が立ち上る。厄介な天気だった。ほぼ一日中雨が降っていた。間に晴れ間が挟まるようにはなったが、まだまだお天気カレンダーの雨マークは少なくならないんじゃないだろうか。天気予報を見ていないので適当だが。バナナがずいぶんと柔っこくなってきた。トースターの上に置いたプラスチックの整理用トレーに保管しているだけだから、パンを焼く時に熱が伝わっていくらか早く熟成が進んでいるものかもしれない。バナナの熟成を促進する条件とは何か、聞いておけばよかった。窒素とか、条件にあった気がするが。バターで焼いた時のような、蜜色の透過がところどころに見えた。外に干せようが干せなかろうが洗濯物は回さなければいけないので、室内干しした。今日、不快指数が高かった気がするのはもしかするとそのせいだったのかも。ぼーっとしていたので、粉の方のアタックを入れてしまい、ちょっと迷って液体のアタックも足しておいた。液体のアタック、とてもいい匂いがする。好きだぞ、液体のアタック。朝ごはんは、昨日パン屋で買ってきたあんぱんと、果物とかナッツが入ったホールパンみたいなやつのクォーターだった。どっちも美味しかった。あまりにexcessiveではない、そこそこほどほどの美味しさ。それくらいでないと疲れてしまうので。また行こうかなと思う。ちょっと変なところにあるけど。そういえば、どこもかしこもこんな状態のせいか、パンのひとつひとつがきっちり小包装になっていた。一個一個、丁寧にナイロン袋にしまってセロテープで止めてあるのだ。その厳重さと、トングでパンを取るパン屋のシステムが同居していたため、とりあえずトングでパンをトレーに移そうとした。つるつる滑る。ナイロンのせいで全部が全部つるつるしているから、トングのどこにも引っかからない。途中から諦めて、袋の端っこをつまんでトレーに移送していた。正直、トング使わなくてよかったなと思う。なかなか取れずにごそごそしているのを見られるのも恥ずかしかったし。ウィンドウから覗く限りでは、さすがにミスドは小包装まではやっていないようだ。ゴミ袋もそろそろいっぱいになってきたかなと、パンの袋を天面にかぶせて押し込んだら、まだまだ行けた。いや、この季節にまだまだ行けるで溜め込んでいくとロクな事がないので、6割程度まで溜まったら即刻捨てるべきなのだが。レジ袋が有料になり、ゴミ袋も買ってこないといけなくなった。

くまさんの森

降ったり、うだるほど照りつけたり、叩きつけるように豪雨になったり、振れ幅の大きい天気だった。湿度は一日中変わらず、とにかく蒸し暑い。窓を開けて外気でそよそよしようとしても、湿気がべちゃべちゃと粘りついてきた。下校中の親子も、今日はどうしてこんなに蒸し暑いんだろうね、と言っていた。すごかった。今日は、やらなきゃいけないなと思っていた事の2割、あるいは1割くらいしかやっていないかもしれない、を済ませた。口座から口座へお金を移したり、区役所へ書類を取りに行ったり。引き出す口座の印字を見て、思ったよりあった。思ったよりあるとありがたいが、最近は現金よりもカードで引き落とす事の方が多くなってきたので、手持ちの金が減らないだけで口座残高はバンバン減っている。想定外と現実を擦り合わせると、結局プラマイゼロになるだろう。だいだい全てが集約されている口座に入れに行くと、こっちはこっちでまたぞろ想定を上回る金額があって驚いた。コロナ騒ぎのせいで一部の引き落としが遅れているらしく、多分それのせいである。結構前から、差っ引かれても大丈夫な残高を保とうと腐心しているのだが、早く持って行ってもらわないと、思ったよりも金がある幻想が付き纏うのでいけない。家賃を払っておいたので、今月は困窮する事はないはずである。来月は、そこそこまずい気がする。まあ、それはそれとして。コンビニでコピー機を使った後、いつもと違う道を散歩代わりにふらふら歩いた。ぎらぎらと晴れていたのに、湿気だけはものすごく、マスクの中がサウナ状態だった。これだから不敷布マスクは嫌いなのだ。各戸配布の布マスクは、密閉性がほどほどなので蒸れずにちょうどいい。飛沫散布の参考動画とかを見ると、「バナナ」「パパイヤ」「パイナップル」というそりゃ飛沫が飛ぶだろうがバカヤロウと言いたくなる音素の言葉を、いやに力んで発語しているものだから、やり過ぎだろうと思う。理想状態を求めるのもいいが、リアリティとの折衝を挟まないといびつな結果にしかならない。道中で、個人経営のパン屋を見かけた。個人経営の何かが好きだ。ソフィスティケイテッドなやつではなく、垢抜けないタイプのそれが。6枚切りの食パンと(6枚切りの表示があるやつを買ったのに8枚切りだった)、チーズパンみたいなやつと、りんごとレーズンが入ったやつ、それからあんぱん。山崎退を思い出したので。商品のポップが貼ってあるやつをレジに持って行ってしまった。とらのあなで同人誌を買う時によくやる。チーズパンみたいなやつは、天面にチーズが乗ってカリカリに焦げたようなあれで、中に薄くチーズの層があって、しょっぱさとか甘さとか、いい感じのバランスだった。あれはもう一度買いに行きたい。食パンも結構美味かったが、食パンの味を形容する手持ちが少なくて、美味しくないなんて事は絶対にない、程度しか言えない。